山陰紀行(3) 松江 03年5月4日(日) 松江城 小泉八雲記念館 宍道湖の夕日 |
◇県庁めぐり・松江(5/4) 安来駅から山陰本線で松江に向かいます。 山陰本線は列車数が少ないですね。
松江は宍道湖にも近く、市内は松江城を中心にお堀の川が流れる「水の都」として有名なところ。 堀川めぐりの船が、次々と出ていました。 松江城は、山陰で唯一の天守閣が現存している城です。 慶長5年、関ヶ原の戦功により堀尾吉晴は、出雲・隠岐24万石の太守となり、月山富田城に入城しました。 しかし月山富田城は交通の便が悪く、城下町形成には土地が狭いことから、松江城築城となりました。 以来堀尾三代、京極一代、その後寛永15年、福井城主松平秀康の四男直政が信濃松本より出雲一国186,600石を領して入封。 以後、松平氏が10代続いて明治に至りました。 7代藩主松平治郷が、茶道で有名な「不昧公」です。 松江城は5層6階、高さ30メートルの天狗の間と呼ばれる天守閣からは松江の街が一望できます。
天守閣を後にして山を降り、小泉八雲記念館に向かいます。 小泉八雲の旧居はお堀に面した塩見縄手にあり、隣には小泉八雲記念館が建っていました。 記念館には小泉八雲の直筆の文書や愛用していた生活用具などが展示されていました。 八雲が松江で過ごしたのは1年余りに過ぎませんが、彼はこの街で小泉セツと結婚しています。
途中の茶店に松江名物『ぼてぼて茶』がありました。。 番茶に茶の花を混ぜ、茶せんでたてた後、赤飯や刻んだ季節の有り合わせの具を加えて飲むもので、お茶というよりお茶漬けに近いものでした。
そうこうしているうちに日没の時間が近づきました。 嫁が島をバックにした宍道湖の夕日は、松江の代表的な景色として、どうしても写真に撮らなくてはなりません。 タクシーで乗り付けますと、県立美術館前の海岸にはカメラマンが並んでいました。 この日は曇り空で、最高のコンディションというわけには行きませんでしたが、まあまあの写真が撮れたでしょうか。 |