多摩紀行 (10) 板橋宿 近藤勇の墓 2004年4月11日 |
国立駅から中央線に乗り東京駅に戻る途中、新宿駅で下車します。 もう6時を過ぎ、足も棒のようになっていますが、ここまで来たら近藤勇が処刑された板橋に寄らないわけにはいきません。 新宿から埼京線で一駅なんですから。 板橋駅には「近藤勇の墓」の案内掲示がされており、東口前には「新撰組まつり」の横断幕が張られています。 慶応4年4月総州流山で囚われの身となった幕臣大久保大和こと近藤勇は、4月25日に板橋処刑場で処刑されました。 甥の宮川勇五郎らが首のない胴体を掘り起こし、ひそかに菩提寺である竜源寺に運んで埋葬したという話は「(4)三鷹市 竜源寺」に書きました。 ところが板橋・寿徳寺の境外墓地にも「近藤勇の墓」があります。 真言宗豊山派寿徳寺の境外墓地となっている場所に、元新撰組の二番隊長の長倉新八が作ったもので、墓の中央には「近藤勇宜昌、土方歳三義豊之墓」と書かれています。 隣には長倉新八の大きい墓が建っていました。
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