軽井沢 & 佐久 (5) 佐久総合病院 再び 2004年9月12日(日)/南木佳士の旅 |
小諸駅から浅間山を望みながら、臼田駅に到着しました。 田舎駅と浅間山の組み合わせは、なかなか芸術的かと、条件を変えて何枚も写真を撮ってみました。
佐久総合病院を訪れるのは、昨年の10月に続いて2回目です。 あのときは浅間山も八ヶ岳も、山頂が曇って見えず、今回の再挑戦となったわけです。 南木佳士の作品では病院から見える浅間山と八ヶ岳の美しさが何度も繰り返し書かれていますので、どうしても病院からの山の姿を確認したかったわけです。 肺ガン患者を看取りすぎてパニック障害となり、一時は外来診療も出来なくなった南木佳士ですが、内科の外来担当表に名前が書かれています。 症状が快復したのでしょうか? 僕でも佐久総合病院を受診すれば、南木佳士の診察を受けることが出来るようです。
エッセイ集『ふいに吹く風』の「小説」という作品には「勤務先の病院の六、七階に昇ると、南側の病室からは八ヶ岳、北側の窓からは浅間山が見える。周囲に高いビルなどないので、屋上に出ると、この雄大な自然を一望に出来る」と書かれています。 そこで本に書かれているように屋上に出て、浅間山と八ヶ岳の姿を確認しようと思ったのですが、なんと!屋上への階段は立ち入り禁止になっていました。 これには愕然としました。 僕がここまで来たのは、佐久総合病院から見える浅間山と八ヶ岳の姿を確認するためです。 このまま帰ることなど出来ません。 どうしたらよいのでしょう? ‥‥以下略 (^_^ゞ
浅間山に関しては、千曲川に架かる橋からもその姿を望むことが出来ました。 精神を病んだ南木佳士は、リハビリも兼ね、病院の裏を流れる千曲川で釣りをしているそうです。 浅間山の山頂から噴煙が上がっていて、この翌日には再噴火のニュースが流れました。
八ヶ岳に関しては、やはり高いところに上らないと、町の中からは見晴らしが悪いようです。 この日の八ヶ岳は曇って見にくかったのですが、下の写真のように、右の蓼科から左の八ヶ岳まで、つながって見えていました。
今回の旅の最後に臼田駅の駅舎の写真を撮っていたら、集まっていた女子学生の注目を浴びてしまいました。 どうも女子学生を盗撮する怪しい人だと警戒されたようで、居心地が悪かったです (^_^ゞ。 |