太宰治の『津軽』を巡る(7)
十三湖 2006年8月14日(月)

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 十三湖は中世に日本海沿岸の交易港として、また安倍氏・安東氏の拠点として栄えたそうですが、その面影はありません。

 太宰は中里から小泊までバスで行き、途中の十三湖について「人に捨てられた孤独の水たまり」「流れる雲も飛ぶ鳥の影も、この湖の面には写らぬというような感じだ」と書いています。

 僕は太宰とは逆に、小泊から中里方向に走ったわけですが、国道を離れ、出来るだけ十三湖の湖畔沿いに走ってみました。

 そうしたら駐車場がありまして、湖まで歩いてビックリ。
 湖の沖まで、びっしり人が立っている (@o@)。

 この人たちは入漁料を払って十三湖名物のシジミを取っている人たちで、家族連れが多かった。

 十三湖は遠浅(最も深いところで1.5メートルだとか)なので、遠くまで歩いていくことが出来るんですね。

 しかし、ちょっと現実の景色とは思えませんでした。
 
シジミを取る人々 遠くから


 国道沿いに「道の駅 十三湖高原」があり、たいへん混雑していました。
 展望塔からは十三湖が望め、スロープ式の滑り台に子供たちが並んでいました。
 
道の駅 十三湖高原 左手に展望台
展望塔から望む十三湖 またまたシジミ取り
 
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