太宰治の『津軽』を巡る(10) 五所川原 : 乾橋・立佞武多の館 2006年8月14日(月) |
![]() 五所川原は津軽半島の付け根に位置し、JR五能線、津軽鉄道の駅など、交通の要所となっています。 しかし、駅前の大通りはシャッターが閉まった店が多く、郊外の巨大スーパーに客を奪われているようでした。 金木を通り中里までを繋ぐ津軽鉄道は、冬のストーブ列車、夏の風鈴列車とがんばっています。 そうそう、平成の市町村合併で、今では太宰のふるさと金木町も五所川原市に編入されているのでした。 太宰が幼少の頃、五所川原には彼が生みの母よりも慕う叔母が住んでおり、「実にしばしば叔母の家に遊びに来た」そうです。 『津軽』本編に出てくるのは、岩木川に架かる「いぬいばし」。 彼は岩木川を見るために、結婚をあさってに控えたけいちゃんに、この橋まで案内してもらったのでした。
◇ 立佞武多の館 いまや津軽の夏は、青森の「ねぶた」でも弘前の「ねぷた」でもなく、五所川原の「立佞武多」なんだそうで、立佞武多の館に行ってきました。 「立佞武多」の大きさは、7階建のビルに相当する高さ約22メートル。 幅6メートル、重さ約17トンにも及びます。 ロビーでは「ねぶた囃子」の実演が行われていました。
五所川原から鰺ヶ沢方面に走り、津軽半島の夕陽の写真を撮りました。 夜はジャスコの「青森ねぶた&弘前ねぷた 合同運行」です。 いつもながら、無駄のないスケジュールでしょう (^_^ゞ ?
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