板東『第九』紀行(2) BANDOロケ村 & 大麻比古神社 2007年6月17日(日) |
![]() JR高徳線に乗って徳島からおよそ20分で板東駅に到着しました。 鳴門市大麻村板東は何でもない田舎町に見えますが、この町には四国八十八カ所第一番札所である霊山寺(りょうぜんじ)、阿波国一の宮とされる大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)、1221年の承久の変でこの地に流された土御門天皇の陵墓など、多くの史跡があるのです。 駅前からは、土日限定で、「BANDOロケ村 〜歓喜の郷」行きのシャトルバスが出ています。
シャトルバスは霊山寺、ドイツ村公園、ドイツ館を経由して、終点の「BANDOロケ村」に到着しました。 2005年11月10日から12月23日、この場所で映画「バルトの楽園」のロケが行われ、その時に使われたオープンセットがそのまま「BANDOロケ村 〜歓喜の郷」として残され、一般公開されています。 この映画自体は、『第九』の初演が昼間に屋外で行われたり日本人が聞きに来たり、と真っ赤な嘘ばかり。 史実をねじ曲げた底の浅い映画かと思っていますが、昔の俘虜収容所がそのまま再現された様子は、一度は見ておいても良いでしょうか。 このロケ村は来年3月で閉鎖されるそうです。
◇大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ) ロケ村の隣に阿波国一の宮とされる大麻比古神社があります。 赤い橋を渡って境内に入り、階段を上ると、目の前に大きな木が立っています。 これが樹齢千余年といわれる御神木の楠です。 神社ではちょうど結婚式が行われていました。
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