130. ユートピア国株式会社(7/27) 楽々亭太丸 [URL] 2003/07/29 (火) 00:40
行って来ました! 7月27日(日)@大須演芸場。
ひとこと、日本初演にふさわしい、音楽的にも本格的で、原作に忠実な、いわば「オーセンティックな公演」だった(あっ、過去形ではないか)と言えると思います。
それに、声楽家の参加は、てっきり大脇さんと若井さんだけかと思っていたら、ザラ姫の家庭教師ソフィー夫人役の寺本久美子さんもそうだったのですね。
実に滋味にあふれたすばらしい歌唱を聴かせてくださいました。
大須オペラ初体験の連れも「タダモノではないって感じだわ」と申しておりました。 姿が『奇跡の人』のサリヴァン先生をほうふつとさせたのは、ひょっとして作曲者名とのシャレだったりして??
この3人の声楽家組がいわば「構造改革(イギリス化)派」を代表するのに対して、原さん@爆弾大臣+間瀬&水谷@大目付大臣らの劇団生え抜きの歌舞伎組が「抵抗勢力」を代表しているという構図はわかりやすく、とりわけ第1幕フィナーレでは効果的でしたね。 (「構造改革」というセリフもちゃんとありましたよ。)
驚いたのは、声楽家陣だけでなく、その他の劇団員の皆さんも、総じて歌唱がちゃんとしていたこと。 この曲、サリヴァン後期の作品らしく、『ミカド』などと比べても、音楽的にはずっと高度に書かれていると思いますが、第1幕フィナーレのかなり込み入ったコーラスによる重唱も見事にハモっていて、音楽的な感動も十二分に味わえたのは、「うれしい誤算」といってもよいほどのものでした。 そして、第2幕第1場の株式会社設立総会の場におけるア・カペラのコーラスにおける社歌! いやぁ〜、実に美しくハモっていたのではありませんか!
ある意味、本公演、日本初演にして、本曲のひとつの完成された版として充分に(世界にも)通用するのではないでしょうか。
132. Re: ユートピア国株式会社(7/27) お部屋番 2003/07/29 (火) 02:19
> 「構造改革」というセリフもちゃんとありましたよ。
ありましたね (^_^)
。 ザラ姫の「これから構造改革を始めましょう」というセリフ。
それから、二幕第一場の「酔っぱらった‥‥」という歌は、《パリの生活》の曲なんですね。 どこかで聴いたことがあると思いましたよ。 134. ユートピア国株式会社(7/31) 真雪 2003/08/01 (金) 19:38
今週もまた見に行きました。ところどころ演出が変わって理解しやすくなっています。
ただ観客が先週にくらべて大人しかったですね。
拍手のタイミングを逃し気味。実は私も昨日同行した人がお育ちのよい方でしたので、普段のように「いいぞおっ!」「ブラボーッ!」とは叫べませんでした(^^;)。 ところで総会のシーン、ボブ・フォッシーの「ピピン」の戦略会議の振り付けとちょっと似ているような気がしました。(ピピンより面白かったですが)
135. ユートピア国株式会社26日夜 みずさわ [URL] 2003/08/02 (土) 16:12
はじめまして、みずさわと申します。 札幌に住んでおります。
先週、初めて大須オペラを観てまいりました。
あまりにも面白かったので、リピータになりたいけど物理的に無理なので残念。名古屋っこがうらやましい今日この頃です。
今の世相がでているセリフなら「構造改革」「後方支援」しまいには「なんでだろ〜♪」まである始末。(笑)
137. Re: ユートピア国株式会社26日夜 お部屋番 2003/08/02 (土) 23:53
みずさわさん、いらっしゃいませ。
> 先週、初めて大須オペラを観てまいりました。 >
あまりにも面白かったので、リピータになりたいけど >
物理的に無理なので残念。
初めて御覧になったのなら、さぞインパクトが強かったことでしょう (^_^)
。 遠くから来られるリピーターも多いけれど、札幌では無理強いは出来ませんね (^_^;。
>
名古屋っこがうらやましい今日この頃です。
名古屋はオペラ公演も少なく、東京との格差を感じることも多いんですが、大須オペラに関してはハッピーですね
(^_^) 。
明日はいよいよ千秋楽。 最後の盛り上がりを楽しみに、行ってきます。
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