04年 大須師走歌舞伎 《絵本太功記》 はじめに
 
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 大須師走歌舞伎、今年の演目は《絵本太功記》です。
 スーパー一座のHPには以下のように書かれています。
 http://www.infosite.ne.jp/super/guide.html

 歌舞伎を代表とする名作と云えば、忠臣蔵、寺子屋、千本桜等が、まずあげられるでしょうが、実は、もっと有名で、皆に親しまれ、セリフまで覚えられ、日常の話し方にまで引用されている、ポピュラーな作品、それが今回上演の「太功記」です。
 もっとも、今の若い人には、少々縁遠くなってしまいましたが、それでも、自分たちで上演を楽しむ農村歌舞伎では、今でも頻繁に上演され、知らぬ人はいない人気演目です。
 「太功記」の題名は、おなじみの太閤秀吉の物語、ということですが、実は主役は秀吉ではなく、信長殺しの反逆者、明智光秀です。

●その光秀が、信長に辱められ、ついに本能寺へ攻め入り、信長を殺すまでの前半を、
 一座お得意のスピーディな大スペクタクル、ロック歌舞伎で。
●謀叛の後、秀吉とまちがって母を殺してしまう英雄の大悲劇、おなじみの太功記十段目を、
 本格的、古典歌舞伎で。
●謀叛の英雄、明智光秀は、あわれにも百姓に竹槍で突き刺され、今度はその百姓が、村で
 英雄となってしまうという結末は、吉本並みのドタバタ劇で、いつものごとくハッピーエンド。

 という、三通りの歌舞伎を腹いっぱい、たっぷりと味わっていただこうという趣向が、今回の「三色大盛・絵本太功記 」の題名のゆえんであります。

   キャスト
    原 智彦:武智光秀 庄屋与茂作(七幕)
     (おもなが屋)
    野口登志:小栗栖の長兵衛
     (大多摩屋)
    間瀬礼章:小田春永 与之吉(四幕) 法善(七幕)
     (亀崎屋)
    水谷真人:四王天但馬守 弥太八(七幕)
     (知鯉附屋)
    児見山宗志:森 蘭丸 七之助(七幕)
     (指月屋)
    浅野 誠:武智十次郎光義
     (松濤屋)
    紀平束沙:陰陽師安倍の法印 佐藤正清
     (希清屋)
    新美彰敏:上使 堀尾茂助(七幕)
     (神楽屋)
    吉田玄機:茶坊主  雑兵 百姓
     (大和歌屋)
    鎌田大資:家老豊後ノ守 長九郎(七幕)
     (活動屋)

    斎藤悠里:十次郎許嫁者初菊
     (鶴城屋)
    稲本奈央:羽柴久吉 おいね(七幕)
     (とら屋)
    高木和子:腰元 巫女(七幕)
     (やまと屋)
    吉野貴子:光秀の妻操  おかん(七幕)
     (櫻 屋)
    柴田しのぶ:光秀母皐月 鳥娘 茶屋の女房(七幕)
     (茜 屋)

 12月3日(金)〜 12月21日(火) 大須演芸場

 11月12日(金)よりチケット発売

 チケット料金(全座布団指定席)
  前売/3,800円(2階後のみ3,600円)
  当日/4,000円(2階後のみ3,800円)

  ロック歌舞伎 スーパー一座 (052−262−5955)
 
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