宝塚歌劇月組公演 《あかねさす紫の花》
2006年2月1日(水) 4:30PM 中日劇場

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 天智天皇と天武天皇に愛された万葉の家人、額田女王には惹かれるものがあり、その足跡を訪ねています

 今年の宝塚歌劇、中日劇場の公演はその三人のお話ということで、興味津々で出かけました。

 昨年の星組公演 《王家に捧ぐ歌》 は素晴らしい作品で、その意味でも期待は大きかったです。

   宝塚歌劇月組公演 《あかねさす紫の花》

   作・演出:柴田侑宏  音楽:寺田瀧雄

      大海人皇子:瀬名じゅん
        額田女王:彩乃かなみ
      中大兄皇子:霧矢大夢

 しかし、この作品は感心しませんでした。

 まず、ありきたりのエピソードの羅列となってしまった脚本がいけません。
 最後が、大海人皇子『額田をわしに帰してくれ!』 天智天皇『ならぬ!』でお仕舞いなんですから、『なんだこれは (@o@)?』という心境です。

 月組のトップは瀬名じゅんさんらしいんですが、この物語の主人公は額田女王。
 このあたりの割り振りが上手くできていないようでした。

 また、音楽が少なく、魅力的な曲が少ない。
 大海人皇子と中大兄皇子の衣装が法被みたいで、とても位の高い人には見えませんでした。

 後半のレビュー『REVUE of DREAMS』は楽しめましたが、これも昨年の星組の方がレベルが高かった記憶があります。
 
 
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