二期会 《ラ・ボエーム》
 2006年2月26日(日)

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 東京室内歌劇場の《ヴェニスに死す》や《欲望という名の電車》の演出が大変気に入った鵜山仁さんが、大好きな《ラ・ボエーム》の演出をするというので、どうしても気になって、東京まで遠征しました。

 東急文化村オーチャードホールには、1989年に開館記念公演バイロイト《タンホイザー》を見に行きましたが、あれはいけませんでした (^_^;。
 
 それからもう一度入ったことがあるような気もしますが、いずれにせよ久しぶりのホールです。
 
東急文化村   ↑ オーチャードホール
ロビー 激しい雨の中庭


   二期会公演 《ラ・ボエーム》
   2006年2月26日(日)2:00PM
   東急文化村オーチャードホール

   指揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ

       ミミ:木下美穂子
   ロドルフォ:山田 精一
  マルチェッロ:成田 博之
     ムゼッタ:安藤赴美子
    ショナール:萩原 潤
    コッリーネ:黒木 純

 お目当ての鵜山さんですが、小さく常識的にまとめた演出で、期待はずれでした。
 最近はやりの過激な演出も困りものですが、あまり普通でも面白くありません。

 二幕のカルチェ・ラタンの群衆の動きもぎこちなく、ゼッフィレッリとまでは言わないけれど、四日市の池山奈都子さんレベルは望みたいものです。
 整列して歌う子供達には、げっそりしました。

 ブリニョーリの指揮はきびきびしたもので、悪くはないが、この演目には合わなかった感じ。
 あっという間に音楽が進んで、しみじみと感動している余裕がありません。

 主役の二人は第三幕が良かった。
 でも、前日の大岩&福井コンビの方を聴いてみたかったですね。
 
 
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