A・L・ウェッバー 《ザ・ビューティフル・ゲーム》 2006年4月23日(土)5:30PM NHK大阪ホール |
《ザ・ビューティフル・ゲーム》は《オペラ座の怪人》で有名なA・L・ウェッバーが脚本・作詞のベン・エルトンと組んだ、2000年初演のロンドン・ミュージカル。 1年程度でクローズしてしまったので、失敗作との評価を受けています。 その失敗作と言われるミュージカルを、日本で上演してくれるとは嬉しいではありませんか。 主役を「嵐」の桜井翔が演じるとのことで、ジャニーズファンの集団の中での観劇には恐怖心もありましたが (^_^ゞ、意を決して行って参りました。
A・L・ウェッバー 《ザ・ビューティフル・ゲーム》 2006年4月23日(土)5:30PM NHK大阪ホール ジョン・ケリー:桜井 翔 メアリー・マガイア:安良城紅(あらしろ・べに) トーマス・マロイ:山崎裕太 ダニエル・ギレン:黒田勇樹 ジンジャー・オショーネシー:脇 知弘 デル・コープランド:安倍康律 クリスティーン・ワーナー:華原朋美 オドネル神父:浜畑賢吉 舞台は、1969年の北アイルランド・ベルファースト。 地区大会優勝を目指して猛練習を続けるベルファースト少年サッカーチーム。 サッカーは「ビューティフル・ゲーム」。 ジョンはイギリスへ渡りプロのサッカー選手になることを夢見ている。 そんな彼のことを思うしっかり者の少女、メアリー。 そんな彼らもやがてカトリック派とプロテスタント派の争いに巻き込まれ‥‥。 A・L・ウェッバーの失敗作をジャニーズメンバーが歌う、という認識で出かけたのですが、予想に反し、これはなかなか素晴らしいミュージカル公演でした。 ほとんどが初めて見るキャストですが、役柄にふさわしいメンバーが集められていました。 中でもストーリー的には主役であるメアリー役の安良城さんは、歌も演技も気に入りました。 国民的美少女コンテスト出身のシンガーで、NHKテレビの『キーワードで英会話』という番組で藤岡正明さん(レミゼのマリウス)に英会話を教えているらしい。 ジョン役の桜井さんは、役柄のキャラクターもあるのでしょうが、よい子すぎて少しインパクトが弱い。 華原朋美さんは重要な役柄ではないけれど、魅力的なナンバーがあり、じっくりと聴かせていただきました。 重苦しいストーリー展開で、ロングランにならなかった理由も分かりますが、A・L・ウェッバーの楽曲には魅力的なナンバーが多く、CDを買ってしまいました。 本当に、最近買うのはクラシック以外のCDばかりです (^_^;。 |