オペラの魅力 Vol.8
2007年1月20日(土) 5:45PM しらかわホール

「REVIEW07」に戻る  ホームページへ
 
 
 名古屋でのオペラ公演は少ないので、あらゆる機会を見逃すわけにはいきません。
 しらかわホールはシューボックススタイルの中ホール(700席)です。
 
しらかわホール(上) エントランス
しらかわホール(下) いつも最後列 (^_^;


         オペラの魅力 Vol.8
 2007年1月20日(土) 5:45PM しらかわホール
    演出:岡本茂朗  ピアノ:石山英明

 第一部
 ドニゼッティ 《ドン・パスクワーレ》より

 ドン・パスクワーレ(独身で裕福な老人):伊藤貴之
 マラテスタ(医者):岡本茂朗
 エルネスト(ドン・パスクワーレの甥):加藤利幸
 ノリーナ(若い未亡人・エルネストの恋人):天野久美

 気の毒な老人ドン・パスクワーレが結婚詐欺に遭う話。
 老人が不幸になる話には同感できません (^_^; 。
 ドニゼッティは《アンナ・ボレーナ》が良かったですね。

 第二部
 ヴェルディ 《海賊》より

 セイド(トルコの太守):岡本茂朗
 グルナーラ(後宮の女奴隷):基村昌代
 コッラード(海賊の首領):フランチェスコ・マルカッチ
 メドーラ(その恋人):杉山和代

 合唱も入った、衣装も本格的な舞台で、こちらの方が面白かった。
 《海賊》はびわ湖ホールの公演を見ていて、ストーリーも分かりますからね。

 素晴らしかったのはフランチェスコ・マルカッチ。
 髪の薄いおじさんですが、その芯のある輝かしい声は会場を圧倒しました。

 基村昌代さんは昨年の《トリスタンとイゾルデ》『愛の死』ですっかり気に入ったソプラノで、楽しみにしておりました。
 今回はどうだったでしょうか、期待と感動は反比例しますから、よく分からないんですが、拍手は多かったので良かったのでしょうか。

 岡本茂朗さんは豊かな声量で、声に不満はないのですが、なんだか音程が不安定だったような‥‥。
 しかし岡本さんは、歌に、演出に、字幕作成に、合唱指導と大活躍でした。

 狭いステージでの演技なのに、最後にコッラードが海に飛び込んでくれたのは、本当に良かった (^_^) 。
 
 
「REVIEW07」に戻る  ホームページへ