オペラの魅力Vol.9 宗次ホール
2007年7月14日(土)5:00PM

「REVIEW07」に戻る  ホームページへ  笛田博昭観劇記録
 
 
 最近は室内楽を聴かないので、宗次ホールに行く事もないかと考えていたのですが、笛田博昭さんの出演するコンサートなら行かなくてはなりません。
 


 オペラの魅力Vol.9 宗次ホール
 2007年7月14日(土)5:00PM
 
   岡本茂朗(バリトン)
   笛田博昭(テノール)
   伊藤貴之(バ ス)
   石山英明(ピアノ)

 このような小さい、しかも響きすぎる(?)ホールに笛田さんの声はもったいないと思っていました。

 それにしても、今日の笛田さんは絶好調でした。
 音が長方形だとして、どの音も隅々までぎっしり中身が詰まっている感じ。
 本当に素晴らしい歌声です。

 体型も少しスリムになりましたが、でも歩き方はノシノシではなく、颯爽と歩いていただきたいものです。
 どうしても大物感が出ているんですね (^_^; 。

 どの曲も素晴らしかったんですが、一曲を挙げれば《トロヴァトーレ》のマンリーコのアリア。
 最後にぐっと右足を踏み出し、右手を上げながらハイCをいつまでも伸ばしていただけば、涙も出てくるというものです (^_^) 。

 岡本さんは《アンドレア・シェニエ》ジェラールのアリアが合っていると思いました。
 一部の最後は《運命の力》の二重唱(岡本&笛田)。
 《運命の力》はジェノヴァで見たばかりなので、字幕付きが嬉しかったですね (^_^) 。
 
 休憩時間に子供が会場係に質問していました。
 「トゥーランドットがアンコールにあると聞いたんですが、いつ歌われるのですか?」と言うんですよ (@o@)。
 これで、アンコールに「誰も寝てはならぬ」が歌われる事が分かりました (^_^) 。

 この得意のカラフが、またまた素晴らしい。
 このようなカラフやマンリーコを世界のオペラファンに聴かせてあげたいものです。

 と思っていたら笛田さんは、9月16日〜23日にモルドバ共和国キシニョフ市で開かれる第9回マダム・バタフライ世界コンクールに出場されるそうです。
 本日の出来なら優勝間違いなし。
 体調に気をつけて、コンクールに臨んでいただきたいものです。
 
 
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