名古屋二期会 《ドン・ジョヴァンニ》
2007年10月7日(土)5:30PM 愛知芸術劇場大ホール

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 僕はモーツァルトのいわゆる「三大オペラ」が苦手。
 《ドン・ジョヴァンニ》のような強姦未遂の殺人犯で女性を口説き落とすのに結婚を餌にするなぞという主人公のどこが面白いのでしょうか。
 演出は弘前オペラ《カルメン》や、二期会ニューウェーブオペラ《ジュリアス・シーザー》の演出が全く感心しなかった平尾力哉さん。
 これでは見に行く気もしません。

 しかし、指揮者は敬愛する飯守泰次郎先生。
 大いに悩んだところですが、地元名古屋のオペラを応援しなくてはとの気持ちで、観劇する事にしました。

    名古屋二期会 《ドン・ジョヴァンニ》
    2007年10月7日(土)5:30PM
     愛知芸術劇場大ホール

    指 揮:飯守泰次郎  演 出:平尾力哉
    管弦楽:名古屋二期会オペラ管弦楽団

      ドン・ジョヴァンニ:奥村晃平
            騎士長:川口 豊
       ドンナ・アンナ:飯田牧子
    ドン・オッターヴィオ:笠井幹夫
    ドンナ・エルヴィーラ:森本ふみ子
         レポレッロ:水谷和樹
           マゼット:脇谷直樹
        ツェルリーナ:大久保幽香


 やはり《ドン・ジョヴァンニ》は面白くないオペラでした。
 登場人物が出番になると現れて、歌を歌うと退場するという常套的な演出にも、その責任はあるでしょう。

 期待していた飯守先生の音楽も、メリハリがないように思われました。

 歌手の皆さまは後半にかけて調子が出てきたようですが、何はともあれ、ストーリーが僕にはダメです。

 チラシに寄れば、飯守先生指揮の名古屋二期会ニューイヤーオペラコンサートが、08年1月13日(日)5:30PMに愛知芸術劇場コンサートホールあるようです。
 大喜びしたのですが、その日は愛知芸術劇場大ホールで上演されるブルノ歌劇場 《タンホイザー》(5:00PM開演)とバッティングしているらしいんです。

 ホールを予約する難しさは分かりますが、「オペラコンサート」を大ホールでオペラがある日にぶつけなくても良いではありませんか。
 
 
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