ミュージカル座 《ルルドの奇跡》
2008年10月12日(日),13日(月・祝)6:00PM
THEATRE1010(北千住駅前)

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 僕は1999年4月25日(日)に《ルルドの奇跡》の初演を見て、この作品が大変気に入りました。
 2001年2月25日(日)の再演にも出かけましたが、2005年の公演はパス。
 今回が4回目の公演になるそうです。

 今回の特徴は、何と言っても主役のベルナデットが浦壁多恵さんに変わったこと。
 ベルナデット役は伊東絵里さんの当たり役ですから、主役の交代が怖いような楽しみなような。

 JR常磐線北千住駅前に建つマルイの11階に THEATRE1010 がありました。

北千住駅前に建つマルイの11階に THEATRE1010
ロビー ホール


    ミュージカル座 《ルルドの奇跡》
 2008年10月12日(日),13日(月・祝)6:00PM
    THEATRE1010(北千住駅前)

  作曲・編曲・音楽監督:山口琇也
  脚本・作詞:ハマナカトオル
  演出:竹本敏彰

 ミミ/ベルナデット・スビルー:浦壁多恵
 ペラマール神父(ルルドの教会の神父):宝田明
 ラカデ市長(ルルドの市長):光枝明彦
 フランソワ・スビルー(ベルナデットの父):石鍋多加史
 マダム・ミレー(金持ちの有閑婦人):瀬戸内美八
 ドズー医師(ルルドの町医者):今井清隆
 アントアン(水車小屋の青年):中本吉成
 ブーリエット(目の悪い石切り職人):高野絹也
 ジュトール検事(ルルドの検事):国友よしひろ
 ジャコメ署長(ルルドの警察署長):北村がく

 150年前の1858年、フランスの田舎町、ルルドに住む貧しい粉挽き職人の娘ベルナデットは、マッサビエルの洞窟で聖母マリアに出会いました。
 そして聖母マリアの指示でベルナデットが掘った泉の水で病人が治るという奇跡が起こり、ルルドの街に巡礼者が殺到するようになりました。

 《ルルドの奇跡》はこの史実をミュージカル化したものです。
 
 1999年4月25日(日)、そして2001年2月25日(日) のレポートにほとんどのことは書かせていただきましたが、何度聴いても山口琇也さんの音楽が素晴らしい。
 特に主題歌の「ベルナデットの歌」は美しすぎる。

 ベルナデット役の浦壁多恵さんは初めて名前を聞く方ですが、低い音から高い音までスムーズに声が出て、期待以上のベルナデットでした。
 最後に場面が現代のルルドに戻り、彼女が旅行客ミミとして「彼女の名はベルナデット」と歌いながら舞台奥から現れると、その澄み切った歌声と美しいメロディーに、いつものことながら泣けて泣けて (^_^ゞ。

 プログラムで計算すると、浦壁さんは5日間に8回この役を歌っています。
 《ミス・サイゴン》のキムは4人で回り持ちですから、浦壁さんはすごいですね。
 13日が千秋楽でしたが、声に衰えは感じられませんでした。

 今回の演出は今までは役者として見てきた竹本敏彰さんでしたが、舞台転換も手際よく、多くの登場人物を良くまとめていたと思います。

 今年は《ミス・サイゴン》《ルルドの奇跡》と大好きな作品の再演が続いています。
 そして12月には、これまた大好きな《マドモアゼル・モーツァルト》が小室哲哉さんの音楽で再演されるようで、大変だけれど行かなくてはね。

 13日の開演前に亀有駅まで足を伸ばし、「両津勘吉の像」の写真を撮ってきました (^_^) 。
 
亀有駅前 両津勘吉の像
 
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