名フィル第358回定期演奏会 『春のロンド』
2009年5月23日(土)4:00PM 愛知芸術劇場コンサートホール

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 名フィル定期、今シーズンは《四季シリーズ》と名付けられ、5月は『春のロンド』です。

 名フィル第358回定期演奏会 『春のロンド』
   2009年5月23日(土)4:00PM
   愛知芸術劇場コンサートホール

 指 揮   :イラン・ヴォルコフ
 ヴァイオリン:ライナー・ホ-ネック

 グラズノフ:交響的絵画『春』
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 ドビュッシー:管弦楽のための『映像』

 1月に聴いた『ウィーンからの贈り物』でとても感心したウィーンフィルのコンサートマスター、ライナー・ホーネックがシベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。

 弓が弦にぴったりと吸い付いたような彼のストラディヴァリウスの音色は魅力的です。
 しかし、同じ会場でキーシンを聴いてしまった僕にとっては、非力という印象。

 第3楽章では技術的な問題も散見され、「コンサートマスターにシベリウスの協奏曲は難しいかな」という残念な感想となってしまいました。
 メンデルスゾーンやブルッフのような、もう少し難易度の低い曲で聴きたかった‥‥あれっ、1月に聴いたか (^_^ゞ。

 イラン・ヴォルコフは1976年イスラエル生まれ。
 イギリスやアメリカで活動しているようです。

 僕はドビュッシーの管弦楽曲で好きなのは、中学校の鑑賞教材で聴いた『牧神の午後への前奏曲』とアンリ・ビュッセル編曲による『小組曲』だけ。

 本日の『映像』も「平板」という印象を持ったのですが、曲が平板なのかヴォルコフが平板なのか、良く分かりませんでした (^_^; 。
 
 
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