広上淳一 & ティモシー・カーター
2009年7月18日(土)7:00PM  しらかわホール

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 グスタフ・レオンハルトのチェンバロコンサートを聞きまして、「お年の音楽家は元気な内に見ておく必要がある」と思いまして、ゲルハルト・ボッセの『アマデウス・シンフォニー』のチケットを買いました。

 ボッセ先生は『音楽の友7月号』の表紙にもなっておられまして、今が旬でしょうか。

 ところが残念なことに「ボッセ先生は急病のために指揮者交代」とのことで、ちょっと時機を失したか、と残念に思っております。

 代わりの指揮者が広上淳一さんとは名フィルも立派なもので、チケット払い戻しも面倒だったので、しらかわホールに行ってきました。

    『アマデウス・シンフォニー Ⅰ』
  09年7月18日(土)4:00PM  しらかわホール

      指揮:広上淳一
    クラリネット:ティモシー・カーター

     交響曲第35番『ハフナー』
     クラリネット協奏曲
     交響曲第39番

 広上さんは実に巧みなバトンテクニックで、指揮棒の先でオーケストラを自由自在に操ってしまいます。
 これに較べれば第360回定期演奏会『真夏の夜の夢』の鈴木雅明さんなどは、まだまだ修行中の身の上かと思いました。

 適度なくすぐりみたいなものもあり、「冗談好きのモーツァルト自身がこの演奏を聴いたら喜んだかも知れない」とも思いましたが、やはりこれは正統派ではないでしょう。

 ボッセ先生の演奏を聞き逃してしまった無念の思いが募ります。

 ティモシー・カーターは名フィルの元メンバーで、ジュリアード音楽院出身。
 彼の退団などにより、名フィルのクラリネット奏者は一人になってしまいました。
 オケに入りたい上手なクラリネット奏者はいくらでもいるような気がしますが、オーディションをしても決まらないようです。

 僕はクラリネットの演奏は良く分かりませんが、あまり面白くはなかったですね。
 でも、アマオケのクラリネット吹きが、「上手だったね~!」と誉めていましたので、上手だったのかも知れません (^_^; 。
 
 
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