驚嘆! 佐藤卓史ピアノリサイタル
2009年7月18日(土)6:00PM  宗次ホール

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 芸文センターのプレイガイドで会った音楽関係者のN氏に、「この人を聴かなくちゃいけませんよ」と薦められたのがこのコンサート。

 名前を聞いたこともない人だし、騙されたつもりで自由席3500円のチケットを買いました。

 ところが、この人は驚嘆すべきピアニストでした。

  佐藤卓史(さとうたかし)ピアノリサイタル
 2009年7月18日(土)6:00PM 宗次ホール

 クープラン:墓
 シューベルト:ピアノソナタ第20番
 ショパン:ボレロ
 ショパン:舟歌
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番『戦争ソナタ』

 佐藤卓史さんは、6月17日に聴いた辻井伸行さんより達人かも知れません。

 なによりもその音の美しいこと。
 いくら弱音になっても、くっきりとした真珠の粒のような音の魅力は変わりません。
 もちろんフォルテの部分は迫力満点で、早い部分の指のテクニックにも圧倒されました。
 
 演奏されたのは知らない曲ばかりでしたが、どの曲にも退屈せず、惹きつけられました。
 プロコフィエフの『戦争ソナタ』は、4月15日のキーシンより分かりやすく聴けました。
 もっともキーシンは第8番で、佐藤さんは第7番‥‥あまり区別は付かないんですけれどね (^_^ゞ。

 佐藤卓史さんは1983年秋田市生まれ。
 2006年東京芸大を首席で卒業。
 現在ハノーファー音楽演劇大学に在学中とのこと。

 終演後のサイン会に並んで、お話を聞いてみました。
 上のチラシはサイン付きですよ (^_^) 。

 僕 「あまりに素晴らしい演奏でビックリしました。今後のご予定は?」
 佐藤「しばらくコンクールを受けるつもりです」
 僕 「ショパンコンクールで優勝ですか?」
 佐藤「いや、ショパンは受けないと思います」

 音楽関係者のN氏の次のお薦めは、11月14日(土)の相曽(あいそ)賢一朗ヴァイオリンリサイタルだそうです。
 
 
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