『チェロ de オペラ』 堤剛・石橋栄美
 2011年1月8日(土)1:30PM  愛知県芸術劇場コンサートホール

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 今年初めてのコンサートです。
 関西で活躍する石橋栄美さんは可愛いのでファンなんですが、名古屋のコンサートがあったので行ってきました。
 伴奏するのはキリシマ・フェスティバル・チェリステン。

 『チェロ de オペラ』
 2011年1月8日(土)1:30PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 堤 剛(桐朋学園大学学長)
 田中雅弘(東京都交響楽団ソロ首席チェロ奏者)
 山本裕ノ介(ソロ・チェリスト)
 菊地知也(日本フィルハーモニー交響楽団
                    ソロ・チェロ奏者)
 ソプラノ:石橋栄実

 =第一部=
 ムーア編曲:《フィガロの結婚》序曲
 フィッツェンハーゲン:アヴェ・マリア
 クレンゲル:主題と変奏
 山本裕ノ介編曲:《カルメン》より

 前半はチェロの四重奏。
 チェロは音域が広いとはいうものの、高い音は苦しそうでした。
 適当にトークが入って、和やかな雰囲気でした。

 ムーアは堤さんのインディアナ大学の同僚。
 フィッツェンハーゲン(1848~1890)は『ロココ変奏曲』の初演独奏者。
 クレンゲル(1859~1933)はゲヴァントハウス管弦楽団の主席チェリストで、門下にフォイアマンやピアティゴルスキーがいるとのこと。
 《カルメン》編曲の山本裕ノ介さんは、山本直純さんの御子息です。

 =第二部=
 ヘンデル:《リナルド》「わたしを泣かせてください」
 ヨハン・シュトラウス:《こうもり》「侯爵様、あなたのようなお方は」
 ヴェルディ:《椿姫》「パリを離れて」(チェロ四重奏)
 プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》「私のお父さま」
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲(独奏:堤剛)
 
 後半は石橋栄美さんの歌が入って、華やいできます。
 石橋さんは大阪音大助教(って助手?)。
 関西を中心に活躍しておられ、《ランスへの旅》の「金の百合亭の女主人」なんか良かったですね。

 コケティッシュな演技が付いた《こうもり》アデーレのアリアは大変盛り上がりまして、名古屋にもファンが増えたのではないでしょうか。
 アンコールはレハール《メリー・ウィドウ》「ヴィリアの歌」でした。
 

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