名古屋フィルハーモニー交響楽団 第382回定期演奏会
 2011年7月9日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

「REVIEW11」に戻る  ホームページへ
  
 
 名古屋フィルハーモニー交響楽団 第382回定期演奏会
 2011年7月9日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:ティエリー・フィッシャー
 ハープ:吉野直子

 ヒナステラ:バレエ『エスタンシア』より 4つの舞曲
 ヒナステラ:ハープ協奏曲
 R.シュトラウス:《ばらの騎士》演奏会用組曲
 ラヴェル:『ラ・ヴァルス』

 名フィルの第7代常任指揮者にして、本年度からは名誉客演指揮者に就任した、ティエリー・フィッシャーの里帰り公演です。

 ヒナステラ作曲の『エスタンシア』は、グスターボ・ドゥダメル指揮のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラが演奏しながら踊りまくって、日本の音楽ファンを仰天させた曲でしょうか。
 ハープ協奏曲と合わせ、こういう曲があるのだと教えていただいた感じ。

 《ばらの騎士》演奏会用組曲では、ティエリー・フィッシャーのしなやかな指揮ぶりに見とれていましたが、名フィルの演奏はちょっと雑な感じ。
 かつて沼尻竜典さんの指揮で全曲演奏をしたときの方が、出来が良かったような気がします。

 今回のハイライトは最後の『ラ・ヴァルス』。
 僕は一般にラヴェルが好きなんですが、『ラ・ヴァルス』という曲は理解できなくて、今でもメロディーが思い出せません (^_^ゞ。
 そんな僕が聴いても、今回の演奏が世界に通用するハイレベルな演奏だったことは間違いありません。
 スイス人のフィッシャーにとって、フランス音楽の方が合っているのでしょうか。
 
 アンコールは無し。
 『ラ・ヴァルス』がアンコールとなるようなプログラミングだったでしょうか。
 

「REVIEW11」に戻る  ホームページへ