パスカル・ドゥヴァイヨン& 村田理夏子
フランスの名手による華麗なる連弾のひととき
2011年11月25日(金)1:30PM 宗次ホール

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 2010年9月23日に聴いた『ル・ジュルナル・ド・パリ』 ~バリ印象主義時代の音楽日記~で、次々と出てくるピアニストの皆さまの音の美しさに驚いて、「僕が好きなピアノの音はフランス流なのかも知れない」と思っていました。

 宗次ホールのスイーツタイムコンサート(2000円)で、フランス流の連弾が聴けそうなので、2時からの会議の前に行ってきました (^_^ゞ。

 パスカル・ドゥヴァイヨン& 村田理夏子
 フランスの名手による華麗なる連弾のひととき。
 2011年11月25日(金)1:30PM 宗次ホール

 ラヴェル:マ・メール・ロワ
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ラヴェル:スペイン狂詩曲
 バーバー:思い出 作品28
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー

 パスカル ドゥヴァイヨンはヴィオッティー、ブゾーニ、リーズなど数々の国際コンクール入賞に加え、1978年のチャイコフスキー国際コンクールにおける、フランス人ピアニストとして過去最高位となる第2位の獲得により、その名は全世界に知れ渡っているそうです。

 村田 理夏子さんは東京藝術大学卒業。
 1996年よりドイツ政府給費留学生としてベルリン芸術大学に留学、パスカル・ドゥヴァイヨンに師事。
 2006年からは、パスカル・ドゥヴァイヨンとピアノ・デュオ活動を本格化している。

 二人のピアノから出てくる音は、果たして僕の大好きな煌めくような美しい音でした (^_^) 。
 
 僕はどうしてかラヴェルが好きで、本日の目当ては最初の2曲。
 『マ・メール・ロワ』は昔、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮のロサンジェルス交響楽団を聴いて、あまりの美しさに痺れ上がり、休憩時間になっても立ち上がれなくなった記憶が今も鮮明です。
 『亡き王女のためのパヴァーヌ』は大学オーケストラの第1回定期演奏会のオープニングの曲で、あれからずっと、何十年好きなのやら (^_^ゞ。

 『マ・メール・ロワ』は村田さんが、『亡き王女のためのパヴァーヌ』はドヴァイヨンが1番ピアノを弾きまして、いずれも早めのテンポの爽やかな演奏で、大いに満足しました。

 僕は2時から会議があるので、残念ながらここで退場。
 珍しいバーバーや『ラプソディー・イン・ブルー』も聴いてみたかったですね。

 このような素晴らしいコンサートなのにお客さんは30人くらい。
 もったいないことだと思いました。
 
 
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