『大作曲家ワーグナーの生涯Ⅲ』  「ブラームスとの対立と恩人リスト」
2013年1月19日(土)1:30PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 愛知県文化振興事業団の「大作曲家ワーグナーの生涯」シリーズの第3回(最終回)に行ってきました。
 「N響アワー」の司会者であった西村 朗さんのレクチャーで、テーマは「ブラームスとの対立と恩人リスト」。

 2013年1月19日(土)1:30PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール.

 ナビゲーター:西村 朗
 ピアノ:広瀬 悦子
 メゾ・ソプラノ:清水 華澄

 リスト:悲しみのゴンドラ 第1番、第2番
 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ

 リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓に
 ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集

 演奏ではピアニストの広瀬悦子さんが大活躍でした。
 広瀬さんは名古屋出身で、パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院を主席卒業。
 1999年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールで優勝。

 今回の企画は一般の方向けかと思うのですが、難しい曲が多かったですね。
 その中でも、28歳のブラームスがクララ・シューマンのために作曲したという「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は30分近くかかる大曲で、難解でしたが名作で、素晴らしい演奏でした。

 メゾ・ソプラノの清水華澄さんは2010年11月14日に藤沢市民オペラでサントゥッツァを聴いたことがあります。
 たいへんに声量のある方で、3階後ろの僕の席まで楽々と声が飛んできました。

 アンコールは清水さんの説明で行われましたが、ここからは清水さんの独壇場で、しゃべるしゃべる。
 会場も大笑い。
 
 演奏されたのはブラームス「わが恋は緑」とシューマンの「献呈」。
 清水さんは会場にオッスオッスと手を振りながら退場されました(@o@)。
 サントゥッツァの印象が強かったので、びっくりしました。

 名古屋では8月25日(日)に演奏会形式の《パルジファル》(指揮:三澤洋史)が予定されており、清水さんはクンドリーを歌われます。