指揮:ダグラス・ボストック 名フィル「ドヴォルザーク・セレクションⅣ」
2013年3月13日(水)6:45PM 名古屋市民会館 大ホール

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 名フィル「ドヴォルザーク・セレクションⅣ」
  2013年3月13日(水)6:45PM
    名古屋市民会館 大ホール

 指揮:ダグラス・ボストック

 ドヴォルザーク: スラヴ舞曲第2集 作品72
 ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調『新世界より』

 名フィルの「ドヴォルザーク・セレクション」シリーズも、いよいよ最終回となりました。

 ダグラス・ボストックはイングランド北西部のノースウィッチに生まれる。
 シェフィールド大学を卒業し、エイドリアン・ボールトに師事。
 現在はスイスのアールガウ交響楽団の首席指揮者、チェコ室内フィルの首席客演指揮者。
 2006年より2011年まで東京佼成ウインドオーケストラの首席客演指揮者をつとめた。

 『スラヴ舞曲』は2012年6月22日に聴いたレオシュ・スワロフスキー指揮するセントラル愛知交響楽団の超名演が今も記憶に新しい。
 あの時は「僕の人生でこれ以上のスラヴ舞曲を聴くことは無いだろう」と圧倒されたものですが、今日は「なかなかいい演奏だな」と余裕を持って (^_^; 聴くことができました。
 スワロフスキーの演奏ですっかり気に入ってしまった「第15番」は、今日もワクワクしました。
 名曲です。

 後半の『新世界より』は快調なテンポのメリハリのある演奏で、管楽器に小さいミスはありましたが、全体として良い演奏だったと思います。
 イングリッシュホルンの演奏は客演の若木麻有さんでしたが、もう少しソリストとしての積極性を求めたかった。

 カーテンコールではボストック自身による「アンコールにアントニン・ドヴォルザークの祝典行進曲を演奏します」という日本語の説明があり、ボストックの好感度が大いに上がりました (^_^) 。