ケルン・アカデミー・オーケストラ
ピアノフォルテ:ロナルド・ブラウティハム
2013年5月16日(木)7:00PM 電気文化会館 ザ・コンサートホール

「REVIEW13」に戻る  ホームページへ
 
 
 チラシを見て、「ピリオド(古楽器)オーケストラ」「ケルン」、そしてバッハに似た風貌の人物に興味を持ってチケットを買ってしまいました。
 このバッハに似た人物が指揮者かと思ったのですが、この人はフォルテピアノの独奏者ロナルド・ブラウティハムでした。
 このチラシは効果があったと思います (^_^) 。

 ケルン・アカデミー・オーケストラ
 2013年5月16日(木)7:00PM
 電気文化会館 ザ・コンサートホール

 指揮:マイケル・アレクサンダー・ウィレンス
 フォルテピアノ:ロナルド・ブラウティハム

 モーツァルト:交響曲第17番
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
 = 休憩 =
 モーツァルト:交響曲第15番
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」

 古楽器オーケストラの演奏は予測の範囲内。
 フォルテピアノによるピアノ協奏曲は面白く聴くことができました。

 プログラムによれば、フォルテピアノのロナルド・ブラウティハムは「キング・オヴ・ザ・フォルテピアノ」(タイムズ)と評されるオランダを代表する演奏家だそうです。
 フォルテピアノ(2002年作)の音は、チェンバロよりピアノに近いものでした。

 「ジュノム」は2009年6月の名フィル定期で、当時高校生だった北村朋幹さんのソロ(指揮:ティエリー・フィッシャー)で聴いて、長くて退屈した記憶があります。
 本日も期待はしていなかったのですが、ブラウティハムの演奏は音楽が跳ね回ると言いましょうか、聴いていて楽しくなる演奏で、この曲に対する評価が変わりました。

 ケルン・アカデミー・オーケストラの音楽監督、指揮者であるマイケル・アレクサンダー・ウィレンスは、ニューヨークのジュリアード音楽院出身で、指揮をバーンスタインらに学んだ。
 ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者とし、ムジカ・アンティクヮ・ケルンなどと共演したそうです。
 バルブの無いホルンや、オーボエの音色が、いかにも古楽器らしくて結構でした。