セントラル愛知交響楽団第127回定期演奏会
  ~地獄見しイヴァンの墓へさらに雹~
指揮:三ツ橋敬子  ピアノ:岩崎洵奈
 2013年6月7日(金)6:45PM しらかわホール 

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 2012年6月21日に三ツ橋敬子さん指揮するスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の『モルダウ』を聴いて、その紋切り型の指揮に失望しました。
 そして後半の『新世界』は聴かずに帰ってしまったのでした。

 ということで、今日は美人ピアニストとして人気の岩崎洵奈さんを楽しみに出かけました。
 ピアノ協奏曲の第2楽章からホールに入れていただきました。

 セントラル愛知交響楽団第127回定期演奏会
  ~地獄見しイヴァンの墓へさらに雹~
 2013年6月7日(金)6:45PM しらかわホール

 指揮:三ツ橋敬子
 ピアノ:岩崎洵奈

・グリンカ:歌劇《イワン=スサーニン》より序曲
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調

 岩崎洵奈さんは東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。
 2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールにおいてディプロマ受賞。
 現在、ウィーン国立音楽大学ピアノ科にてヤン・イラチェック氏に師事。
 しっかりした技術を持つピアニストかと思いました。

 また伴奏のオーケストラの演奏も予想以上にしっかりとしたもので、これは後半も聴かなくてはなりません。

 果たして、後半の交響曲第4番はオーケストラのかっちりと締まりのあるそして迫力のある音楽に圧倒されました。
 しらかわホールは693席の中ホールで、オーケストラは第1ヴァイオリン5プルットとチャイコフスキーの交響曲には少し小さい編成でしたが、なにはともあれ素晴らしい演奏でした。

 思い返せばスロヴァキア・フィルハーモニーのときは、若い日本の女性が本場の老舗オーケストラを指揮するという企画に無理があったのかもしれません。

 これからは心を入れ替えて、三ツ橋敬子さんのコンサートを聴き逃さないよう、心がけたいと思います。