アルカンジェロ・コレッリ 第1夜 生誕360年&没後300年記念
大江戸バロック(桐山建志&大塚直哉)
2013年6月15日(土)6:00PM 宗次ホール

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 名フィルの定期演奏会終了後、宗次ホールに移動します。
 後半だけ聴いて「ハーフ60」ですね。
 チラシに「レコード芸術3月号推薦盤」と書かれていたのが気になったのと、僕もヴァイオリンを弾いていたので、コレッリは聴いておくべきだと思って。

   アルカンジェロ・コレッリ 第1夜
   生誕360年&没後300年記念

   2013年6月15日(土)6:00PM

   大江戸バロック
   バロックヴァイオリン:桐山建志
   チェンバロ:大塚直哉

   アルカンジェロ・コレッリ
   ヴァイオリン・ソナタ集 作品5より
   第1番 ニ長調/第2 番 変ロ長調
   第3番 ハ長調/第5番 ト短調
   第6番 イ長調/第7番 ニ短調
   第10番 へ長調/第11 番 ホ長調
   第12番 ニ短調「ラ・フォリア」

 バロックヴァイオリンの桐山建志さんは3歳より才能教育でヴァイオリンを始める。
 東京藝術大学器楽科を経て同大大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。
 現在、愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学講師。大塚直哉(チェンバロ)

 チェンバロの大塚直哉さんは東京藝術大学大学院チェンバロ専攻、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科修了。
 現在、東京藝術大学音楽学部准教授、国立音楽大学ほか 非常勤講師、宮崎県立芸術劇場オルガン事業アドヴァイザー。

 アルカンジェロ・コレッリ(1653年~1713年)はフジニャーノ(現在のラヴェンナ県内)で生まれた。
 ヴィヴァルディより25歳、バッハやヘンデルより32歳年長にあたる。
 コレッリはローマのパンテオンに埋葬されました。

 合奏協奏曲、トリオソナタ、ヴァイオリンソナタで知られ、1700年にローマで出版されたヴァイオリンソナタ集作品5はベストセラーとなり、後世に大きな影響を与えました。
 中でも第12番の「ラ・フォリア(狂気)」は有名です。

 大江戸バロックの二人の演奏はいかにもバロックらしい澄んだ音色と正確な技術で、「レコード芸術3月号推薦盤」になるのももっともだと思いました。
 チェンバロは今年製作された白木の楽器で、製作者が休憩時間にチューニングをしておられました。
 ヴァイオリンと弓も日本人の製作した楽器だそうですが、本当に美しい音でした。