ヴェルディ生誕200周年記念コンサート
2013年11月2日(土)6:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 笛田博昭さんが体調不良のため降板され、代わりに藤原歌劇団の上本訓久さんがラダメスを歌われました。
 2010年11月24日の《トスカ》と同じですね。

 今回のテーマは「ヴェルディからのメッセージ」ということで、最初のオペラ《オベルト》から最後の《ファルスタッフ》までのハイライトが演奏されました。
 最初にダリオ・ポニッスィさんが登場して、拍手の練習がありました(@o@)。
 ダリオさんの演出は普通のもので、8月31日の《コジ・ファン・トゥッテ》よりは、はるかにましなものでした。

 ヴェルディ生誕200周年記念コンサート
 ヴェルディからのメッセージ

 2013年11月2日(土)6:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 演出:ダリオ・ポニッスィ

 《オベルト》より:菅沼綾子
 《ナブッコ》より:森本ふみ子
 《リゴレット》より:岡本茂朗、児玉弘美、中村真由、稲場薫、加藤利幸
 《椿姫》より:栗原晶美、池田有希
 《シモン・ボッカネグラ》より:岡本茂朗、杉山和代
 《アイーダ》より:荻和子、上本訓久、菅沼綾子
 《オテッロ》より:渡部 純
 《ファルスタッフ》より:塚本伸彦、杉山梨恵、加川文子、丹羽幸子、松原宏美、宇野啓子
 歌曲:内海路子、石井美恵子、森口紀代美、

 ピアノ:揃洋子、石山英明

 6時開演、3部に分けて終演は9時20分という長いコンサートでした。
 第2部終了後「休憩時間は5分です。ビュッフェは営業しておりますのでご利用下さい」というアナウンスが入ったのはおかしかったですね。

 マントヴァ公爵の加藤利幸さんはイタリア声楽コンコルソ金賞受賞の実力者ですが、「女心の歌」の最後にヴァリアンテを付けて、最後のハイトーンを目いっぱい伸ばして、大受けでした。
 
 ラダメス(上本訓久)とアムネリス(菅沼綾子)の二重唱は、オペラ公演の一部を切り取ったような迫力がありました。

 渡部純さんのデズデーモナ(柳の歌~アヴェ・マリア)もオペラそのものを見るようで、彼女がエミーリアに縋り付いたときには、あまりに気の毒で目の前がボーッとしました。

 ナンネッタを歌った杉山梨恵さんはこれから注目していきたいと思います。