名古屋フィルハーモニー交響楽団第407回定期演奏会
指揮:シャーン・エドワーズ
2013年11月15日(金)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 僕は名古屋フィルハーモニー交響楽団、土曜日の定期会員ですが、都合で本日に日程変更してもらい、後半のチャイコフスキーだけを聴きました。

 名古屋フィルハーモニー交響楽団第407回定期演奏会
 2013年11月15日(金)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:シャーン・エドワーズ
 <水-孤独な男と漁村>
 ・ブリテン:4つの海の間奏曲とパッサカリア
 歌劇 《ピーター・グライムズ》より
 ・エルガー: 序奏とアレグロ 作品47
 ・チャイコフスキー: 交響曲第4番ヘ短調

 プログラムによれば、指揮者の Sian EDWARDS の発音について、当初「シアン・エドワーズ」と名前を表記していましたが、より正確な発音に近づけるため「シャーン・エドワーズ」と変更しました、とのことです。

 シャーン・エドワーズは1959年イギリス生まれの女性指揮者。
 王立ノーザン音楽大学で学んだ後、レニングラード音楽院でイリヤ・ムーシン教授に師事しました。
 イリヤ・ムーシン(1904~1999年)&女性指揮者と言えば西本智実さんでしょうか。
 西本さんは1970年生まれですから、エドワーズより10歳くらい年下ですか。
 マーティン・ブラビンズ(1959年生まれ)もイリヤ・ムーシンの弟子でしたね。

 チャイコフスキーは最初のファンファーレから輪郭のくっきりとした、ある意味では威勢の良い演奏でした。
 ふだん聴いたことの無いパートのフレーズも聞こえてきて、音楽が立体化した印象を持ちました。

 チャイコフスキーの4番は5番や6番に較べるとかなり技術的に難しい曲かと思いますが、それでも学生オケやアマオケのプログラムに載っています。
 しかし、今日の名フィルの演奏は「アマチュアとはレベルの違う、プロの演奏とはこういうものなんだな」と感じさせるものでした(もっと上手なアマオケがいたら御免なさい)。

 前半も聴いてみたかったけれど、《ピーター・グライムズ》は10月14日にカレッジオペラで見たから、まあいいでしょうか。
 シャーン・エドワーズ、また聴いてみたいですね。