シューマン・カルテット
2014年11月27日(木)6:45PM 宗次ホール

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 シューマン・カルテットは2012年2月19日に、この宗次ホールで聴いたことがあります。
 その時のヴィオラ奏者は日本人の後藤彩子さんでした。
 チラシを見ると、今回はヴィオラ奏者がブロンド美人に変わっており、興味津々で出かけたわけです。

 シューマン・カルテット
 2014年11月27日(木)6:45PM
 宗次ホール

 モーツァルト:弦楽四重奏第21番『プロシア王第1』
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏第1番ハ長調
 ベートーヴェン:弦楽四重奏第14番嬰ハ短調 作品131

 前回のレポートから引用させていただきますと、
 シューマン・カルテットは、第一ヴァイオリン/エリック・シューマン(長男)、第二ヴァイオリン/ケン・シューマン(次男)、チェロ/マーク・シューマン(三男)の三兄弟が中心となって2007年にケルンで結成された。
 三兄弟の母親は日本人ピアニスト、父親ロベルト・シューマン (@o@) はデュッセルドルフ交響楽団のヴァイオリニスト。

 2012年のレポートを読むと、僕には後藤彩子さんのヴィオラが弱く聞こえたようで、「ヴィオラに今ひとつの自己主張があれば(エベーヌSQやアトリウムSQのように)、もっと感銘は深かったかな?と思います」と書いています。

 新メンバーであるアルメニア出身のリサ・ランダルは、ブロンド美人というだけではなく、音量も音楽も素晴らしい存在感のあるヴィオラ奏者でした。
 2014年大阪国際室内楽コンクール第2部門で第2位となったノトス・クァルテット(ピアノ四重奏)の創立メンバーで、シューマン・カルテットに抜擢されたそうです。
 
 4人の名手が集まって、アンサンブルとしても最高レベルに到達しているシューマン・カルテットは、世界でもトップクラスの弦楽四重奏団かと、感服いたしました。
 次回のコンサートも聴かせていただかなくてはなりません。

 アンコールはエリックの流暢な日本語挨拶で、ハイドンの弦楽四重奏「ラルゴ」の第2楽章が演奏されました。
 名曲の名演かと思いました。

 エリック・シューマンはソリストとしても活動しており、2012年6月21日に、三ツ橋敬子さん指揮するスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を聴いたことがあります。