ミュージカル 《デスノート》
 2015年5月23日(土)6:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

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 愛知県芸術劇場4階のコンサートホールで行われた名フィル424回定期演奏会が遅れ、エスカレータを駆け下り駆け上がり、開演時間ギリギリの5時59分に自分の席に辿り着きました。
 受付のお姉さんに「開始時間に遅れると、しばらくの間外でお待ちいただくことになります」と言われたので、危ないところでした (^_^; 。

 ミュージカル《デスノート》
 2015年5月23日(土)6:00PM
 愛知県芸術劇場大ホール

 浦井健治・・・夜神 月(やがみらいと)
 小池徹平・・・L(エル)
 唯月ふうか・・・弥 海砂(あまねみさ)
 前島亜美・・・夜神粧裕
 濱田めぐみ・・・レム(死神)
 吉田鋼太郎・・・リューク(死神)
 鹿賀丈史・・・夜神総一郎

 音楽・・・フランク・ワイルドホーン
 作詞・・・ジャック・マーフィー
 脚本・・・アイヴァン・メンチェル
 演出・・・栗山民也
 音楽監督・指揮・・・塩田明弘

 2003年から2006年にかけて集英社の雑誌『週刊少年ジャンプ』に連載された『DEATHNOTE』(大場つぐみ原作、小畑健「ヒカルの碁」作画)。
 国内外での累計発行部数は3000万部を超え、2006年には映画化とアニメ化もされました。

 「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」。
 死神リュークが落とした『デスノート』を拾ったのは、成績優秀な高校生・夜神月(ライト)であった。
 半信半疑ながらおそる恐るそのノートを使った月は、実際に人の死を目の当たりにし、恐怖を覚える。
 しかし、自分が理想とする社会を作るため、デスノートを使って凶悪犯を粛清していく決心を固める。
 一方、犯罪者が次々と死んでいく不可解な事件を解決するため、世界の迷宮入り事件を解決してきた「L」(える)という謎の人物が動き出す。
 TVを通じ、「犯人を絶対に捕まえる」と宣言したL。
 そして、その挑戦を受けた月。
 ここから二人の壮絶な戦いが始まっていく・・・。

 僕は話が怖そうだし、あまり見に行く気は無かったのですが、やはり新作ミュージカルを一度は見ておこうかと、数日前に考え直しました。
 原作のコミックは全12巻だそうで、それをおよそ3時間にまとめたものですから、良く分からない場面もありました。
 しかしながら休憩時間を入れての3時間を、退屈すること無く楽しむことが出来ました。
 これはワイルドホーン作曲の音楽と、優れたキャストの演技・歌唱によるものでしょう。

 フランク・ワイルドホーンの作品を最初に見たのは、2000年8月13日にブロードウェイで見た《ジキル&ハイド》
 日本で見たのは2008年9月11日の東京宝塚劇場《スカーレット・ピンパーネル》
 宝塚と言えば、フランク・ワイルドホーンさん(56歳)は元宝塚歌劇団の男役トップスターで女優の和央ようかさんさん(47歳)と、婚約中のはずです。

 キャストでは浦井健治さんも良かったけれど、驚いたのは「L」の小池徹平さん。
 アイドル歌手かと思っていたけれど、歌も演技も立派なものでした。
 劇団四季を半年でドロップアウトしたという吉田鋼太郎さんは、死神としての存在感がありました。
 鹿賀丈史さんは2014年4月の《ラブ・ネバー・ダイ》を体調不良のため降板されたことがあり心配していましたが、お元気そうで、歌も歌っておられました。

 明日が大千秋楽だそうで、全国からファンが集まり、盛り上がりが予想されました。
 しかし僕は、中日劇場の『ザ・ニュースペーパー』を見る予定になっています。

 6月にはオール韓国人キャストによる韓国公演が予定されています。
 韓国版のミサミサの歌があまりに美しいので、自分で聴くために貼り付けておきます。
 韓国の歌手はミュージカルもオペラも、素晴らしい活躍ですね。

 https://www.youtube.com/watch?v=X6YjXYl1Aho