エウロ・リリカ「オペラの魅力」 vol.23
 2015年7月18日(土)5:00PM 愛知県芸術コンサートホール

「REVIEW15」に戻る  ホームページへ
 
 
 名古屋市民会館の名フィル〈マーティン・ブラビッシモ!Ⅱ〉終了後、愛知県芸術劇場コンサートホールに移動します。
 毎回楽しみにしている「オペラの魅力」シリーズ、後半の《エフゲニー・オネーギン》に間に合いました。

 エウロ・リリカ「オペラの魅力」 vol.23
 2015年7月18日(土)5:00PM
 愛知県芸術コンサートホール

 《エフゲニー・オネーギン》ハイライト
 オネーギン:岡本茂朗
 タティアーナ:加地早苗
 レンスキー:加藤利幸
 オリガ:中村彩乃

 指揮:アレッサンドロ・ピエルフェデリーチ
 構成演出:岡本茂朗

 ピアノ:石山英明、吉井あかね
 ヴァイオリン:富田祥子
 フルート:新野智子
 クラリネット:若林悠人
 合唱:エウロ・リリカ合唱団

 舞台は後方に柱(?)が建ち、ソファーやテーブルなどの小道具が手動で移動されます。
 コーラスを含む多くの登場人物がその時代の衣装を着ています。
 それなりに気合いの入った(経済的に)舞台かと思いました。

 伴奏は珍しいことにヴァイオリン、フルート、クラリネット、が使われていましたが、これは有効(特に「手紙の場」)かと思いました。

 タティアーナの加地早苗さんは名古屋芸術大学声楽科卒、中島基晴門下。
 現在はミラノに住んでおられるそうです。
 今回の主要キャストの多くが中島基晴門下ですね。

 全体的に演技、演出の面で、もう少しオペラらしさが欲しいと思いました。
 歌っている人は演技をしていますが、コーラスのメンバーなどが素になったりします。

 思い出すのは2007年に見たザルツブルク音楽祭《エウゲニー・オネーギン》
 オネーギンがタティアーナに言い寄る場面では、黒い下着姿のタチアーナをの居室に忍び込んだオネーギンは後ろから彼女に襲いかかり、彼女を押し倒して上に乗っかりながら歌いました (@o@)。
 今回の舞台では、そのようなことはありませんでした (^_^ゞ。