京都市交響楽団 第6回名古屋公演 
2015年7月30日(木)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール
指 揮:広上淳一 ピアノ:清水和音

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 京都市交響楽団 第6回名古屋公演

 2015年7月30日(木)6:45PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指 揮:広上淳一
 ピアノ:清水和音

 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調
 ベルリオーズ:幻想交響曲

 「亡き王女のためのパヴァーヌ」は大好きな曲で、ぜひ聴きたかったのですが、平日ではやむを得ません。
 聴いた方の話では、ホルンが上手だったということでした。

 モーツァルトのピアノ協奏曲第23番は21番の次に好きな曲です。
 清水さんは2011年9月4日に可児市文化創造センターで聴いた「ブラームス ピアノ協奏曲第1番」(アルミンク&新日フィル)が素晴らしかったので期待しておりましたが、指が回らないように感じるところがありました。
 僕はアルフレード・ブレンデルの1000円レコードで育っていますからね (^_^) 。

 アンコールは「亡き王女のためのパヴァーヌ」で、これは面白いアイディアかと思いました。
 弱音ながら芯のある音で、聴き応えがありました。

 後半は通俗名曲の「幻想交響曲」でした。
 2015年2月1日に聴いた広上さん(中部フィルハーモニー)の「シベ2」にちょっとやっつけ仕事のような印象を持ったものですから、心配しておりましたが、これは素晴らしい演奏でした。
 聞き慣れた音楽に、普段は聞こえない楽器が浮かび上がってきたりきたり、思わぬテンポの変化があったり、このような演奏は大好きです。

 僕はいつもの3階席でしたが、最後列の手すり(左右とも)にスピーカーが取り付けられておりまして、「これで鐘を鳴らすのだな」と予想したら、その通りになりました。
 近くにいた人は臨場感があったことでしょう。

 前回の名古屋公演は7割くらいの入りだったと記憶していますが、今回は9割以上でしょうか。
 「幻想交響曲」終了後に広上さんのスピーチがありましたが、3階は遠いし、ホールの反響もあって、よく聴き取れませんでした。
 どうも、コバケンさんのまねをして「ダニーボーイ」を演奏するということだったようです。
 僕はコバケンさんをあまり聴いていないので、どこが似ているのか良く分かりませんでした (^_^ゞ。