スワロフスキー & セントラル愛知 ドヴォルザーク第7番
2016年6月10日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

「REVIEW16」に戻る  ホームページへ
 
 
 セントラル愛知交響楽団第148回定期演奏会 ~民族の誇りとロマン~
 2016年6月10日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:レオシュ・スワロフスキー(当団音楽監督)
 フルート:磯貝俊幸(当団フルート奏者)

 スーク:幻想的スケルツォ
 モーツァルト:フルート協奏曲第2番ニ長調
 ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調

 ブラームスの交響曲第3番がウィーンで初演されたのが1883年12月20日。
 ドヴォルザークの交響曲第7番がイギリスで初演されたのが1885年4月22日。
 ドヴォルザークはブラームスの交響曲第3番に強い影響を受け、交響曲第7番を作曲したとされています。

 確かに力の入った曲で、スワロフスキー指揮するセントラル愛知交響楽団には世界でも最高レベルの演奏を聴かせていただいたとは思いますが、ブラームスの3番には及ばない曲かと思いました。

 同じ時代にブラームスがいたことがドヴォルザークの不幸だったでしょうか。
 彼はこの曲で挫折感を持ち、8番、9番というポピュラーミュージック系統の交響曲を書くようになったのでは無いかと、個人的に勝手に推測しています。

 スワロフスキー指揮するセントラル愛知交響楽団のアンコールには、いつも「スラブ舞曲15番」を期待しています。
 本日も「じゅうごばん!!」と念力を送ってみたのですが、トライアングル奏者が入ってきて万事休す。
 スワロフスキーのアナウンスは「じゅうばん」とのことでした。
 このコンビの10番は何度も聴いていますが、今回も素晴らしい演奏だったと思います。

 首席ホルンに男性奏者が座っていて、この笠原慶昌さんがなかなかの達人。
 どこのオケから来たエキストラかと思ってインターネットを検索したところ2013年11月からセントラル愛知交響楽団の団員なんだそうです (@o@)。
 今までホルン首席は女性奏者でしたので、これからの演奏が楽しみです。