セントラル愛知交響楽団第131回定期演奏会
レオシュ・スワロフスキー ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調
2014年1月31日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

「REVIEW14」に戻る  ホームページへ
 
 
 セントラル愛知交響楽団第131回定期演奏会   ~スメタナは花嫁賣らず春隣~
 2014年1月31日(金)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
 ヴァンハル:コントラバス協奏曲ニ長調
 ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調

 指揮:レオシュ・スワロフスキー
 コントラバス:榊原利修

 夕方の仕事を手早く済ませてから会場に直行。
 しかし、受付嬢から「協奏曲が始まりましたので、休憩までモニターをご覧下さい」と言われてしまいました。

 1月24日の名フィルの定期演奏会では、ホルン協奏曲の途中、第3楽章の前に、遅刻したお客さんを10人くらい入れていました。
 仕事の関係でどう頑張っても第一部に遅刻する僕としては、名フィルの心配りが嬉しい。
 名フィルを追いかける立場のセントラル愛知交響楽団ですから、遅刻するお客さんの気持ちになった、名フィル以上のおもてなしの心を発揮していただきたいものです。

 って、かなり個人的事情が入っていますね (^_^ゞ。

 ロビーでモニターを見ていましたが、画像と音が微妙にずれて、気持ちが悪かったです。
 目をつぶればOK。
 ソリストの榊原さんはプラハに留学された方だそうです。
 一楽章だけでも会場で聞かせていただければ、「百聞は一見にしかず」ですからね。

 本日のメインは僕が世界最高の指揮者の一人だと思っているレオシュ・スワロフスキーによるドヴォルザークの交響曲第8番ト長調。

 顰蹙を買うかも知れませんが、僕はドヴォルザークは交響曲の作曲家として一流ではないと思っています。
 パート譜を見ても、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなどに較べると、形式に締まりが無いと感じます。
 交響曲第8番も風景写真のメドレーのような、さらさら美しいメロディーが流れていくだけの曲だと思っています。

 しかし、その曲をスワロフスキーは何と見事に演奏したことか。
 フォルテにも圧倒されるのですが、静かに押さえた慈しむようなピアノの部分に何度も痺れました。
 このような凄い指揮者が名古屋のオーケストラの音楽監督をして下さるとは、僕には奇跡の出来事のように思われます。
 全国の音楽ファンの皆さま、レオシュ・スワロフスキーが指揮するセントラル愛知交響楽団演奏会を聴き逃すことが無いよう、ぜひぜひ名古屋においで下さい。

 アンコールはスワロフスキー自身が「じゅうばん!」とアナウンスしました。
 こら! 「十番」はこの前の13年10月30日に、30周年記念コンサートのアンコールで演奏した曲でしょう?
 「アンコールは十五番でなくてはダメなんですよ。」
 「アンコールは十五番でなくてはダメなんですよ。」

 毎回のアンコールがすべて「十五番」なら、僕は飛び上がって喜んでしまいますね (^_^) 。
 いつも同じ事を書いているな (^_^ゞ。
 スワロフスキーの指揮する『スラブ舞曲集』ってCDないのかな?
 Amazonでは見つからなかったけれど。