京都市交響楽団第9回名古屋公演 2019年3月10日(日)6:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール |
1週間前のびわ湖ホール《ジークフリート》で熱演を聴かせてくれた京都市交響楽団の名古屋定期演奏会です。 入口前に「学生割引、シニア割引の方は年齢を証明する書類を見せて下さい」と掲示されていて、初めてのことにビックリ。 高齢女性は運転免許証も持っていないのでは無いかな。 一人が手間取ると、あっという間に列が長くなってしまいます。 ![]() 京都市交響楽団第9回名古屋公演 2019年3月10日(日)6:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール 指揮:広上 淳一(常任指揮者) シューベルト:交響曲第7番(8番)ロ短調「未完成」 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」 プログラムは何と無くビギナー向きでしょうか。 「未完成」第1楽章はさらっと流した感じ。 第2楽章はもっと手が入って、感情豊かな音楽になっていました。 広上さんはコミック「マエストロ」を読んでいるのでしょうか? 後半の「巨人」は目を見張るような名演で、ビギナー向けとは失礼なことを申しました。した。 強弱、緩急自由自在。 第2楽章スケルツォの広上さんは指揮台で踊り、転落が危惧されました。 京響のレベルも高く、これほどの演奏はなかなか聴けるものではありません。 第一トランペットから左側への楽器配置は、トランペット4本(3本はバンダ兼用)、その横にトランペットとトロンボーンが各1本、そしてホルンが7本という変わったもの。 ホルンの隣のトランペットとトロンボーンは全く演奏する気配が無いので不思議に思っていましたが、第4楽章のクライマックスで7本のホルンと共に立ち上がり演奏しました。 音量の補助とのことですが、ヴィジュアル的にも格好良かったです。 アンコールはエルガーの『ニムロッド』で、東日本大震災の頃には追悼の曲としてアンコールで良く聴かれた曲です。 と思えば、明日が3.11ではありませんか。 そのために選ばれた曲でしょうか? 終演後、お見送りがありまして、その中に金髪を肩まで伸ばしたコントラバス奏者が立っていました。 金髪は大変目立ち、演奏中は「外国人女性かな?」と見ていたのですが、実は「日本人男性」でビックリしました。 |