石上真由子ホルン三重奏(福川伸陽&山中惇史)
2021年7月25日(日)2:00PM 宗次ホール

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 石上真由子ホルン三重奏
 2021年7月25日(日)2:00PM
 宗次ホール

 ヴァイオリン:石上真由子(いしがみ まゆこ)
 ピアノ:山中惇史(やまなか あつし)
 ホルン:福川 伸陽(ふくかわ のぶあき)

 川島素晴:パガニーニライドで時間飛行
 リゲティ:ホルン三重奏曲
 ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第2番 イ長調 Op.400
        ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40

 石上真由子さんのヴァイオリンを聴いたのは2015年3月28日(土)の『第5回宗次エンジェル・ヴァイオリンコンクール(第4位)』
 当時彼女は京都府立医科大学在学中でした(23歳)。
 コンクール後に2000円の懇親会がありまして、「まず医師国家試験に合格しないと‥‥」というようなお話をしました。
 今では医師の道はお休みで、演奏活動に専念しておられ、関西から全国的に活躍をしておられるようです。
 第77回(2008年)日本音楽コンクール第2位
 第5回(2015年)宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第4位

 医師で演奏家ということでは美人ハーピストの竹松舞さんを調べたことがあるのですが、「ニューヨークの救急外来(ER)に勤務しながら演奏活動をしている」と書かれていて、仰天したことがあります。
 コロナと戦っておられるとか。

 福川 伸陽さんはNHK交響楽団首席奏者で、日本の第一人者。
 第77回(2008年)日本音楽コンクール第1位。

 山中 惇史さんは岡崎市出身。東京藝術大学非常勤講師
 会場は市松模様の満席でした。

 「川島素晴:パガニーニライドで時間飛行」は「」カプリス24番」と、いろいろな作曲家の名曲を、次々と組み合わせた曲。
 ベートーヴェンのエロイカ、バッハのシャコンヌ、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲など17曲。
 これは、やたら面白い曲でした。

 クラシックの世界で有名な「ホルン三重奏曲」はブラームスとリゲティの2曲しか無いそうで、本日で全曲制覇したわけです。
 リゲティは難解、ブラームスはちょっと退屈でした。
 しかし狭いホールに鳴り響くホルンは、なかなかの迫力でした。

 「ホルン三重奏曲」は1865年の5月(ブラームス33歳)から、バーデンバーデンで作曲されたそうです。

 演奏後に石上さんのスピーチがありました。
 福川さんには第77回(2008年)日本音楽コンクールの受賞者コンサート以来、妹のようにかわいがってもらっているそうです。
 これで謎が解けました。

 昨日は東京オリンピックの開会式。
 本日は柔道の阿部兄妹が、兄妹優勝していました。