名フィル第508回定期演奏会 <ニールセン>
2023年1月21日4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 名フィル第508回定期演奏会<ニールセン>
 2023年1月21日4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指 揮:ロベルト・フォレス・ベセス
 三味線:本條秀慈郎(三味線)*

 シベリウス:交響詩『タピオラ』
 藤倉大:三味線協奏曲[管弦楽版]*
(ソロ・アンコール)藤倉 大:そでひちて(本邦初演)
 ニールセン:交響曲第4番『不滅(消し難きもの)』

 指揮者のロベルト・フォレス・ベセスはバレンシア生まれ。
 イタリアのペスカーラ音楽院、ヘルシンキのシベリウス音楽院でレイフ・セルゲスタム(ピエタリ・インキネンの先生)に師事。

 『タピオラ』(1926年)はシベリウス最後の大作だそうでしが、よく分かりませんでした。
 僕は2009年8月14日にシベリウスが住んでいたアイノラに行ったことがあります。
 シベリウスはあの机で『タピオラ』を作曲したのですね。

 藤倉大の三味線協奏曲では、委嘱者 本條秀慈郎さんの演奏でした。
三味線がジャカジャカ弾いて、オーケストラは合いの手のような不協和音を鳴らす。
 この曲にオーケストラは不要でしょう。
 ソロ・アンコールは途中で独奏者の唄が入って、ちょっといい感じでした。

 シベリウスとニールセンは同年(1865年)生まれ。
 ニールセンの曲は4つの部分が続けて演奏されるのですが、これがまた分からない。
 演奏予定時間(36分)を数えながら、舞台を見ていました。

 僕はこの曲を2011年9月9日の「川瀬賢太郎 指揮者就任披露公演」で聴いて、けっこう感心したんですよ。
 ベセスは悪い指揮者とは思わないけれど、あまり特徴のない指揮者という感想です。
 N響も振っているようですが、どういうルートでこのような名前の知られていない指揮者を探してくるのでしょうか?