笛田博昭 テノール・リサイタル “挑戦”
2023年7月30日(日)3:00PM 宗次ホール
 
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 笛田博昭 テノール・リサイタル “挑戦”
 2023年7月30日(日)3:00PM
 宗次ホール

 テノール:笛田博昭
 ピアノ:今岡淑子
 司会・バリトン:岡本茂朗

 『笛田博昭観劇記録』、76回目のレポートです。
 チケットは初めてのソールドアウト。
 笛田さんが大学生の頃から聴いている僕としては感慨深いものがありました。

 最初にマイクを持った笛田さんと司会の岡本さんが登場しまして、説明がありました。
 マッシモ劇場《ラ・ボエーム》、日本フィルハーモニー《道化師》 と忙しい日々が続き、風邪を引いてしまったそうです。
 予定されたのはオペラのアリアをずらりと並べた意欲的なプログラムでしたが、この状態ではとても歌えません。
 曲目を変更させていただきます。

 ということで、前半はトスティ。
 Ⅰ.理想の人 Ⅱ.君なんかもう愛していない Ⅲ.アマランタの4つの歌

 ちょっと不安定なところもあったけれど、よく歌えていると思いましたけれどね。

 後半は
 岡本:喉の調子はどうですか?
 笛田:ダメですね。
 岡本:後どれくらい歌えそうですか?
 笛田:1曲ですね。

 ということで、後半はマイアベーア《アフリカの女》より「おおパラダイス」1曲になってしましました。
 これが乾坤一擲、凄かった。
 血を吐く叫び、というかね。

 そしてアンコールは岡本さんとの《運命の力》「第4幕、二重唱」と、会場はますますヒートアップしました。
 岡本さんとの《運命の力》は、笛田さんが名古屋にいた頃何度も聴いたものです。
 オペラの魅力 Vol.10 《運命の力》2008年3月16日(日)しらかわホール、などなど。

 これで疾風怒濤の7月が終わりました。
 8月はヒマですね。