指揮:キリル・ペトレンコ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
2023年11月16日(木)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール
 
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 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
 指揮:キリル・ペトレンコ
 2023年11月16日(木)6:45PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 マックス・レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
 R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40

 名古屋でも海外の有名オーケストラの公演が続いていますが、いろいろあってオスロフィルとベルリンフィルの『英雄の生涯』だけに行くことになってしまいました。
 値段、曲目、平日ということもあってでしょうか当日券が出ていましたが、会場はほぼ満席でした。

 キリル・ペトレンコは1972年シベリアに生まれ、父親はユダヤ系ウクライナ人だそうです。
 2019年からベルリンフィル首席指揮者・芸術監督。
 2022年ロシアのウクライナ侵攻については、批判的立場を表明しているそうです。

 名古屋公演はベルリンフィル今シーズンのオープニングの演目で、気合いの入ったのプログラムです。
 前半のレーガーは意外に楽器編成が小さい。
 緻密な演奏かと思いましたが、曲には魅力を感じませんでした。

 後半の『英雄の生涯』は第1ヴァイオリン8プルット、金管打楽器までずらりと並んだ大編成の見応えのあるもの。
 名人揃いのゴージャスな演奏となりました。

 本日のコンサートマスターは樫本大進さん。
 「英雄の伴侶」では立派なソロを繰り広げ、カーテンコールではオーケストラからも盛大な拍手を送られていました。

 アンコールはありませんでしたが、特上の音楽を聴いたという満足感がありました。
 R.シュトラウスのガルミッシュの家と美しいお墓はこちらです。