近藤瑠伊ヴァイオリン・リサイタル
2024年6月1日(土)2:00PM 宗次ホール

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 近藤瑠伊ヴァイオリン・リサイタル
 2024年6月1日(土)2:00PM
 宗次ホール

 近藤瑠伊(ヴァイオリン)古田友哉(ピアノ)

 サン=サーンス:ハバネラ Op.83
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
 ワックスマン:カルメン幻想曲
 フランク:ヴァイオリンソナタ
 =アンコール=
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 第1番 第1楽章
 カルロス・ガルデル:首の差で

 将来有名になるかもしれないので、レポートしておきます。
 近藤瑠伊君は11歳。2歳よりヴァイオリンを始める。
 小栗まち絵氏、植村太郎氏、林こずえ氏に師事。
 第25回日本演奏家コンクール(2023年)第1位を受賞(小高-4)。
 名古屋市立栄小学校6年

 第1回、第2回ザハール・ブロン ヴァイオリン・マスタークラス in 宗次ホールに参加し奨励賞を受賞。
 今回が初の本格的リサイタル。
 使用楽器は(株)日本ヴァイオリンより名器特別貸与者として貸与された1631年製『Hieronymus Amati』。

 瑠伊君の演奏はしっかりした音が魅力的。
 音楽の流れも自然なものでした。
 瑠伊君の演奏はYoutubeで見ることが出来ます。

 栄小学校って宗次ホールに一番近い小学校でしょうか?
 ちなみに宗次ホールの住所は名古屋市中区栄4丁目5番14号。

 チケットはソールドアウトで、お友達やその家族も多いのでしょう。
 ベートーヴェンの第1楽章が終わったところで盛大な拍手がありました。
 と、第2楽章が終わったところで瑠伊君がお辞儀をして、盛大な拍手。
 瑠伊君、演奏しながらどうしようか考えていたのね。

 フランツ・ワックスマン(1906年~1967年)は、ドイツ出身のユダヤ系作曲家。
 ナチスがドイツの政権を取ったためアメリカに渡り、ハリウッドで映画音楽の作曲家となる。
 『サンセット大通り』(1950年)と『陽のあたる場所』(1951年)で2年連続アカデミー賞作曲賞を受賞した。
 《カルメン幻想曲》は映画『ユーモレスク』(1947年)で、ヤッシャ・ハイフェッツのために作曲された。

 ビリー・ワイルダー監督の『サンセット大通り』(主演:グロリア・スワンソン)を原作としたアンドリュー・ロイド=ウェッバーのミュージカルは大好きで、ロンドンヴィースバーデンで観劇したものです。