ドイツ音楽紀行(7)1997年4月13日(日)
ボン音楽史跡巡り(2)旧墓地(シューマン夫妻の墓)

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 それから Alter Friedhof(旧墓地)へ。
 入り口から入って右側の壁沿いにベートーベンの母親の墓(写真右 →)がある。
 1787年7月、16才のベートーベンはこの場所に立ち、この墓に彼の母親を葬ったのだ。

 この墓地の中央部にあるのがシューマン夫妻の墓。
 白い美しい墓で、中央部にシューマンの横顔のレリーフ、下から見上げている女性がクララであろうか。

 夜行列車の乗り継ぎを間違えたブラームスがクララの納棺に間に合わず、やっと棺に土をかけることだけができたという話を思い出す。 それは、ここで実際にあった出来事なのだ。
 
 


  そこから右奥に進むと、ワーグナーの後援者だった、オットーとマチルデのヴェーゼンドンク夫妻の墓( ↓ 写真下)がある。
 マチルデとワーグナーの不倫関係は、オペラ《トリスタンとイゾルデ》のテーマともなっているが、同じ墓に入っているところを見ると、ヴェーゼンドンク夫妻は無事に最後まで添い遂げたんだね (^_^) 。

 上に彫刻も飾られている立派な墓で、彼らが死ぬまでお金持ちだったことが分かる。

 ヴェーゼンドンク夫妻とワーグナーのエピソードが生まれたチューリッヒの邸宅には数日後に訪れる予定。

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