ドイツ音楽紀行(12)1997年4月14日(月)
ケルン市内観光
 
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 ケルンの中央駅から外に出ると、目の前に大聖堂がそびえている。
 駅の方向からだと、大聖堂には横から入ることになる。
 内部は薄暗かったが、ステンドグラスはきれいだった。
 シャッツカンマー(3DM)には、金・銀・宝石で作られた彫刻などが並んでいて、笑えてしまうほど高そう。
 さすがはケルン大司教。
 大聖堂正面から外に出て、見上げれば塔の先端部分に工事用の足場が組んであって、高所恐怖症の僕には怖ろしいばかりだ (^_^;。
ケルン大聖堂 ステンドグラス


 大聖堂横の広場の向こうに『ローマ・ゲルマン博物館』が見えたので行ってみたが、たまたまこの日(月曜日)は休館日であった。
 しかし、有名なタイルの床(ディオニソス・モザイク)は外からガラス越しに見ることができた。

 この広場をぶらぶらしていたら、目の前に、飛行機でお姉さんに勧められた『fru:h』(小文字が正しいみたい)があった。
 クラシックな外観のビア・レストランだ。
 有名な地ビールのケルシュを飲みたかったんだが、折しも SPAGEL WOCHENということで喜んでしまう (^_^) 。

 もう時間も遅いので、店は空いていた。
 『ケルシュ飲みたい、アスパラ食べたい』と言うと、席に案内された。
 僕が座ったのは入り口近くのテーブルだったが、奥には広い部屋があるので、かなり大勢の人が入れるようだ。

 アスパラガス専用のメニューをもらったが、内容が理解できないのでサラダを頼んでみた(19.50DM・1600円)。
 白いアスパラガスにトマト、エビ、ゆで卵、ハム、レタスにマヨネーズ。
 アスパラガスは溶けるように柔らかく、甘い味がした。

 ケルシュは小さくて細長いグラスに入ってくるので(2.30DM・180円)、何杯も飲む場合は、ウェイターがコースターにチェックを入れる。
 最初はピリッと来るが、軽い味のビールだ。

fru:h アスパラとケルシュ


 食後は、ライン川に沿った旧市街からドイツァー橋を渡って、対岸に行ってみた。
 これは、ハイネ作詞・シューマン作曲の歌曲集《詩人の恋》に出てくる『清いラインの流れに影を映しているケルンの大伽藍』という歌詞を実感するため。
 泥水のライン川は『清い』とは言えないが、『影を映している』ことは確かだ。

 それから、歩行者天国のホーエ通りを散歩する。
 KAUFHOFというダイエーみたいなデパートやマクドナルドで時間をつぶし、オペラの開演時間を待った。

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