ドイツ音楽紀行99(11) 1999年5月1日(土)
ベルリンT (ベルリン到着)

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 本日はベルリンへ移動の日だ。
 6:30ハンブルク中央駅発。
 車窓からは、ずっと草原と森が見えていて『ドイツには土地が余っている』と思った。
 『ハンブルクとベルリンの間くらい新幹線を作ればいいのに』とも思った。

 8:44ベルリン・ツォー駅着。
 ベルリンのメインステーションであるツォー駅は、思ったよりずっと小さい駅だった。
 ハンブルク中央駅の方がずっと大きい。
 スーツケースをコインロッカーに入れ、一日乗車券を買おうと発売機をにらんでいたら、女の子に声をかけられた。
 彼女は乗車券を見せながら『私はベルリンから出発するが、この乗車券はあと3日分残っている。貴方が10マルク(700円)で買ってくれれば、私はハッピー貴方はお得』って言うんだな。
 乗車券発売機のドイツ語を読むのも面倒だったし、10マルクで国際親善になればということでその話に乗った。
 すごく喜ばれたよ (^_^) 。


 乗車券を購入してさっそく乗り込んだのは、ベルリン中心街を走る100番のバス。
 ベルリンでの3日間、このバスには何回も乗ることになる。

 金色の勝利の女神が輝く戦勝記念碑ジーゲスゾイレを回り、6月17日通りを真っすぐ進んで、僕はブランデンブルク門でバスを降りた。
 ブランデンブルク門の前には手回しオルガン弾きがいたり、物売りがいたり、なかなか平和な雰囲気であった。
 しかし、この広場は1989年11月9日のベルリンの壁崩壊という歴史の舞台になったのだ。


 今日の第一の目的は、オペラとコンサートのチケット確保。
 ブランデンブルク門の写真を撮ってから、Sバーンでフィルハーモニーへ。
 Sバーンをポツダム広場(写真 → )で下車。
 かつてベルリンの中心でありながら壁の下敷きになっていたポツダム広場は、すさまじいばかりの建設ラッシュだった。
 この建物のどれかで、6月にディズニー・ミュージカル《ノートルダムの鐘突き男》が世界初演されることになっている。
 そこからフィルハーモニーまで、埃っぽい道を歩く。

 しばらく道を行くと、黄色いサーカス小屋のようなフィルハーモニーの建物が右手に見えてきた。
 ところがチケットオフィスが見つからない。
 ウロウロと裏に回って、そこにいた男性に聞いたところ『今日はチケットオフィスは休み』。

 彼の話では『一年に3日 (@o@) チケットオフィスが休みになる日がある』んだそうだ。
 何ということであろう!
 僕は2日後の5月3日のチケットが欲しかったんだが、彼はいかにも申し訳なさそうに『明日11時に来てくれ』と言うんだ。


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