ドイツ音楽紀行99(13) 1999年5月1日(土)
ベルリンV (アヴァンギャルド・ホテル)

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 さて、次のチケット確保は国立歌劇場。
 ここのオフィスは2時に開く予定だ。
 まだまだ時間があるので一息入れよう、ということで国立歌劇場の隣にある OPERNCAFFE で昼食。
 注文したのは『春のメニュー』から『アスパラガス・豚肉のメダリオン・新じゃがいも・オランダソース?(HOLLANADAISE)かけ』28マルク(2000円)。
 今回の旅行でまともなレストランに入ったのは、ハンブルクのオールド・コマーシャル・ルームとここだけ。
 街角で売られている、ヴルストやサンドイッチが美味しそうでね (^_^) 。

 食後、隣の国立歌劇場のチケットオフィスへ。
 有り難いことにここは予定通り2時に開いて、僕はやっと今夜のチケットを手にすることが出来た。
 今夜の演目はリヒャルト・シュトラウスの《ばらの騎士》。
 席は4階の一番端で、チケット代は12マルク(840円)であった。
 チケット確保後、しばし散歩。
 劇場の前はウンター・デン・リンデン(菩提樹の下)というロマンティックな名前の並木道になっている。
 ベルリンの重要な建物は、大体この辺りに集まっている。
 壁が出来る前のベルリンの中心は東ベルリンだったんだね。

 そろそろチェックインをしなくては、ということでツォー駅に戻ったが、コインロッカーからスーツケースを出す前にホテルを探してみた。
 ところがこれが見つからない。
 ツォー駅に近いということで選んだ『アヴァンギャルド』というホテルなんだが。
 仕方がないのでコインロッカーから荷物を出し、タクシーに乗った。
 ドイツのタクシーは近い距離でも嫌な顔をしないので安心だ。

 タクシーが停まった『ホテル・アヴァンギャルド』(← 写真)はクーダム通りに面していたが、目立たない建物だ。
 狭い入り口のドアは押しても引いても動かなかったが、壁のベルを押すとカチャっとドアが開く仕組み。
 とてもホテルとは思えない玄関だ。
 このホテル、古いけれども部屋は広かった。
 スタッフの対応も気持ちのいいものだった。

 しばし休憩して、5時から発売されるコミッシェオパー当日券の確保に出かけた。
 本日の演目はワーグナーの初期のオペラ《リエンツィ》。
 今夜は国立歌劇場の《ばらの騎士》とコミッシェオパーの《リエンツィ》を掛け持ちする作戦なのだ。
 3日間しかベルリンに居られないから、時間は有効利用しなくては (^^ゞ。
 コミッシェオパーの当日券売場には20人くらいの列が出来ていたが、首尾良く《リエンツィ》のチケットを確保(22.5マルク・1575円)。
 オペラが始まるまでの時間、隣のグランドホテルのロビーでコーヒーを飲みながら過ごす(写真 → )。
 このホテルは映画やミュージカル《グランドホテル》の舞台となった有名なホテルだ。
 回転ドアも大きな中央階段も、なんだか懐かしいような気持ちがする。

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