ドイツ音楽紀行99(17) 1999年5月2日(日) |
![]() ここは有料であったが、どうしてであろう? 旧博物館のお姉さんの話では、ここにフリードリッヒの絵があるはずだったんだが、それは影も形も無かった。 普通の宮殿と、裏にフランス式庭園があっただけ。 ここで僕は考えた。 『地球の歩き方97〜98』によれば、シャルロッテンブルク宮殿の前には『エジプト博物館』と『古代博物館』がある。 このどちらかにフリードリッヒの絵があるのではなかろうか? ![]() ということで、まずは『エジプト博物館』へ。 しかし、ここは確かに『エジプト博物館』であった (^^ゞ。 有名な『王妃ネフェルティティ』は確かに美人だったが、左目が無いのがちょっと不気味。 右側から撮った写真が多い理由も分かった。 続いて地図に従い『古代博物館』へ。 すると、何と! ここは『 Picasso & seine Zeit 』という美術館になっていた。 こんな所にいたのか、ピカソ (^_^) 。 『地球の歩き方97〜98』に『新ナショナルギャラリーにある』と書かれていたピカソがこれであろうか? この美術館にはピカソ、セザンヌ、ゴッホなど、近代フランスの絵画がいっぱい展示してあった。 で、フリードリッヒは? もう僕にはこれ以上探す当てがないし、時間的にもタイムアップだな。 と諦めながら玄関を出たところで、あるポスターが僕の目に入った。 それには『Nationalgalarie Galarie der Romantic/Scharlottenburg neuer Fluegel』と書かれていたのだ。 ![]() これだよ、これ! 僕はさっそくシャルロッテンブルク宮殿へとって返し、『neuer Fluegel!』と叫んだ所、その建物は宮殿に向かって右側の建物だと分かった。 あった、あった (^_^) V。 このギャラリーでは、カスパール・ダヴィッド・フリードリッヒ(1774 - 1840)の『リーゼンゲビルゲの朝』(写真 → )『ヴァッツマン』、カール・フリードリッヒ・シンケル(1781 - 1871)の『岩の門(Das Felsentor)』などの絵が印象に残った。 これで本当にベルリン美術館めぐりはお終い。 ガイドブックとして持っていった『地球の歩き方97〜98』の記載とベルリンの現状との違いに戸惑いながら、よくこれだけのものを見ることが出来たと、自分で自分をほめてあげたかったですよ (^_^) 。 見ることが出来なかったのは『地球の歩き方97〜98』に新ナショナルギャラリーにあると書かれていたムンクくらいかな。 帰国してからいろいろガイドブックを調べたけれど、美術館情報は『帯に短くたすきに長し』という印象。 ベルリンは変化の激しい街ですからね。 このレポートは、これからベルリンに行かれる方のお役に立つはずと自負しております (^_^) 。 歩き疲れたよ (^_^;。 |