ドイツ音楽紀行99(22) 1999年5月3日(月)
ベルリン (フィルハーモニー)

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 ホテルにいったん戻り、ネクタイを締めてフィルハーモニーのコンサートに出かけた。
 ベルリンフィルの本拠地として有名なフィルハーモニーは、体育館のような巨大な空間であった。
 パヴァロッティ・イン・ナゴヤドームを思い出してしまったくらい。
 オケが遠いため音が今一つ客席にに届いてこない感じで、このホールは好きになれないと思った。
 こんなホールで演奏していれば、ベルリンフィルがガリガリ弾くようになるわけだ。

 今日のコンサートはメツマッハー指揮のハンブルク歌劇場オーケストラ。
 今回の旅行では2回ハンブルク歌劇場に行きメツマッハー指揮のオペラを見たが、ベルリンでまた彼らを聴くことになろうとは (@o@) 。

 6日間の滞在で3回彼らの演奏を聴くわけで、こうなるともう他人とは思えないね (^_^) 。

 本日の演目、前半はリヒャルト・シュトラウスの交響詩《ドンファン》と、モーツアルトのバイオリン協奏曲第5番。
 僕はこれら前半のプログラムを聴くことが出来なかったが、ヒラリー・ハーンという若い女性バイオリニストが大評判だったそうだ。
 ヒラリー・ハーンはこのコンサートから世界的なキャリアが始まったわけで、スター誕生を見逃したようだ。
 早朝の鉄道ストが、つくづく恨めしいことだ (-_-) 。

 僕が聴いたのは後半のストラヴィンスキー《春の祭典》。
 最初はちょっと物足りなかったが、第一部の終わりの辺りから盛り上がった演奏となった。
 この指揮者は好きだな。
 アンコールは無かった。

 このホールは少々交通の便が悪いので、終演後はホール前に並んでいるタクシーでツォー駅に戻った。
 ベルリン最後の夜は『カフェ・クランツラー』で、注文したのはゼクトとアイスクリーム (^_^;。
 

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