ウィーン・ミレニアム紀行(5)12月30日(木)の4
アウグスティナー教会(エリザベートの結婚式)

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 4時になると暗くてもう観光は難しい。
 で、ケルントナー通り周辺をブラブラしてみた。

 通りがかりに1月1日の国立歌劇場《メリー・ウィドウ》の立ち見券の並び方を聞きに、国立オペラの裏口(立ち見席受付)に寄ってみた。
 そうしたら係員のおじさんが言うのには『立ち見受付は16:30だけれど、まずボックスオフィスに行ってみたら?』と親切に外まで出て道順を教えてくれるんだ。

 まさか世界一のウィーン国立歌劇場1月1日のチケットが残っている訳は無いだろうとは思ったけれど、親切なおじさんのため、また人生勉強のために(時間もあったし)ボックスオフィスに並んでみた。
 そうしたら、《メリー・ウィドウ》900シリングの席が買えてしまった。
 どうして取れるのか、こちらが驚いてしまった (@o@) 。

 同じ1月1日、フォルクスオパーの《こうもり》はソールドアウトだそうだ。
 ちなみに、ホテルに戻ったらMトラベルからFAXが入っていて、『メリー・ウィドウのチケットあります。券面7000シリング』とのことだった。
 ついでに書いておけば、『(大晦日王宮で行われる)カイザーバールは4500シリング』とのことでした。

◇アウグスティナー教会



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 フランツ・ヨーゼフとエリザベートの結婚式が行われたアウグスティナー教会には以前から行ってみたかったんだが、前回のウィーン旅行の時には工事中で中を見ることが出来ず、今回初めて内部を見ることが出来た。
 前にも書いたが、この教会ではフランツ・ヨーゼフとエリザベートの結婚式が行われている。
 この結婚式はミュージカル《エリザベート》でルケーニにより『夕方6時半、結婚式には奇妙な時間』と歌われているように、どういうわけか夜に行われた。
 光り輝く燭台の下でエリザベートはラウシャー枢機卿による夫婦誓いの問いかけに『はい』と小さい声で自信無く答えたのだ。

 アウグスティナー教会はハプスブルグ家代々の皇帝の心臓が収蔵されていることでも知られている。
 ハプスブルグ家の皇帝は死亡すると、遺体はカイザーグルフト、内臓はシュテファン寺院のカタコンベ、そして心臓はアウグスティナー教会に収められることは、ガイドブックに書かれている。
 で、受付のお姉さんに聞いてみたところ、教会正面右側のドアから入ったセントジョージチャペルにその心臓は収められているそうだ。
 『僕はカイザーグルフトもシュテファン寺院のカタコンベにも行ったので、今度は心臓が見たい』と言ったところ『みんなそう言うのよね』と笑われてしまった (^_^;。
 見学には電話予約が必要だそうで、年末年始は宗教行事で忙しいのではないか、とのことだった。
 


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