ウィーン・ミレニアム紀行(10)12月31日(金)の4
アウグスティナー教会のミサ

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 4時前からのテレビは日本のミレニアム特集。
 アツミ・マリコなる和服女性がドイツ語でレポートしていた。
 ドイツ・オーストリアの人にとっては、この人が日本女性の代表になるんだね (^_^) 。
 紹介されていたのは、除夜の鐘とか年越蕎麦とか、古い日本だった。

 それから日本へ新年の電話をしたところ、雅子妃殿下が流産されたというニュースを聞き、雅子さまのお気持ちを考えてブルーになる。
 この件では、朝日新聞を始めとするマスコミは人間性の欠如した人種だということを再確認しましたね。
 ウィーンの新聞『DIE PRESSE』にも、翌日お二人の写真入りで記事が掲載されていました。

◇アウグスティナー教会のミサ

 5時からはアウグスティナー教会のミサに参加した。
 アウグスティナー教会では年末から年始にかけて、毎日音楽付きのミサが行われている。
 この日はモーツアルトの《Kro:nungsmesse》という初めて聴く曲で、日本語では《戴冠式ミサ》。
 ケッヘル番号はK317で、1779年(22歳ころ)の作品だ。
 オーケストラ、コーラス、ソリストは教会後部の2階に位置して姿は見えなかったがかなりレベルは高く、残響の多い、いかにも教会らしい音がしていた。




  アウグスティナー教会とその内部


 カトリックのミサに参加するのは初めてだったんだけれど、立ったり座ったり祈りを唱えたり、信者さんに合わせるするのは大変 (^_^;。
 神父さんが献金を集めに来たのは、籠の中のお金をチェックして同じように200シリング紙幣を入れておいたが、突然隣の人同士が握手を始めたのには仰天した w(@o@)w 。
 『僕のような信者でもない者が握手をしたりしては、神の罰を受けるのではないか?』と心配しながらも、にこやかに隣のおじさんと握手しておいたよ (^_^ゞ。
 ミサはヘンデル《メサイア》の『ハレルヤ』で終わったが、その後のオルガンの演奏がまた素晴らしかった。
 


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