ウィーン・ミレニアム紀行(11)12月31日(金)の5
シェーンブルン・シュロス・オーケストラ 大晦日のケルントナー通り

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◇シェーンブルン・シュロス・オーケストラ

 今夜のコンサートは『シェーンブルン・シュロス・オーケストラ』。
 大晦日の夜は宮殿で豪華に過ごそうという作戦だったが、これが大失敗。
 まず、シェーンブルン宮殿自体が僻地にあって、特に夜は寂しい。
 会場の『オランジェリー』とは温室のことだそうで、倉庫を改装したような素っ気ない内装。
 演奏には元々期待していなかったが、男女の歌手が歌い、カップルのバレリーナが踊り、ワルツやオペレッタが演奏された。
 終演後も地下鉄駅まで戻る道が暗く凍っているし、このコンサートはあまりお勧めできない。

◇大晦日のケルントナー通り

 シェーンブルンからUバーンでシュテファンプラッツまで移動。
 地上に出たところ、シュテファン寺院の前の広場(これがシュテファンプラッツか (^_^ゞ?)の周囲を、ぐるりと群衆が取り巻いている。
 そして、広場の中央は不良たちの爆竹大会場だ (@o@) 。
 マッチで火を付けた爆竹を投げる投げる。
 『パンパン』とうるさいったらありゃしない。
 こんなところからは早くおさらばしようとケルントナー通り方面に進んだが、油断をすると足下に火のついた爆竹が飛んでくる。
 思いもかけず『パ〜〜ン!』とやられるのは、実に心臓に良くない (^_^;。


 ケルントナー通りは予想通り群衆であふれていた。
 豚の帽子が目に付いたが、人々が手に持っているのは勿論『Punsch』。
 これだけ寒くては暖かい『Punsch』でも飲んでいないとたまりません。
 他に目に付いたのは『ケバブ』のお店。
 バンドの演奏もあったようだ。

 オペラ座前からトラムでホテルに向かう。
 トラムの窓から見た市庁舎前広場には木の小屋が建ち並び、日本の初詣のような大混雑だった。
 市庁舎前の木には家の形をした提灯のようなものがたくさん吊されて、華やいだまた幻想的な雰囲気を出していた。

 ホテルのテレビでカウントダウンの様子を見たが、ベルリンやロンドンは出てきたのに、ウィーンは出てこなかった。
 オーストリアの放送局はドイツの放送局に負けているようだ。
 


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