コンツェルトハウスからの帰り道に『ニューイヤーコンサート』のムジークフェラインに寄ってみたら、入り口の中がラフな服装の人で混雑している。
『何事か?』と僕も入ってみたが、会場から漏れてくる音が聞こえるんだ。
ちょうど《美しく青きドナウ》が演奏されていた。
◇今回の旅行で聞いた『ニューイヤーコンサート』情報(噂話も含む)です。
1)行きの飛行機、隣のおじさん
家族がウィーンに住んでいて、チケットを手配してもらったら結構余っているようだ。
ミレニアム料金が高すぎて、アメリカ人のキャンセルが多かったらしい。
2)軍事史博物館で会った大阪の御婦人(ブルジョア風)
毎年来ているけれど、ミレニアム料金が高すぎると文句を言ったら正規料金(10000シリング・8万円)になった。
3)ホテルが御一緒だったKさん。
日本から楽友協会に、正規料金で手配した。
4)オペラ座でお話しした若い男性
旅行社から50万円 (@o@) と言われたけれど断って、開演前にダフ屋から立ち見席(正規料金300シリング)を1000シリングで購入した。
さて、ミレニアム紀行に戻って、ケルントナー通りは昨日の騒ぎが嘘のように普通だった。
『ウィーン2000』のロゴの屋台も閉まっている所が多かった。
夜にはまた活気を取り戻すんだが。

4時からは王宮での『ホーフブルク・オーケストラ』。
まず王宮ミヒャエル門前のロースハウスをチェック。
1階は銀行になっていて、写真とちょっとイメージが違った。
広場のローマ史跡は雪に覆われていた。
コンサートが行われたフェストザールはヘルデンプラッツから王宮に向かって左側の建物コングレス・ツェントルムにある。
これは昨日のシェーンブルン宮殿・オランジェリーとは異なり、実に華麗な大ホールであった。
大晦日(それは昨日だ (^_^) )のカイザーバルもここで行われるようだ。
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フェストザールは王宮に向かって左側 |
豪華なホール |
『ホーフブルク・オーケストラ』で演奏されたのはシュトラウスのワルツやモーツアルトのオペラのアリア。
日本の音楽ファンにはウィーン・フォルクスオパー来日公演《チャルダッシュ侯爵夫人》で人気者になり、その後消息を聞かなくなったミレナ・ルディフェリアの名前が懐かしいであろうか。
相変わらずの美貌、スタイルの良さで、《チャルダッシュ侯爵夫人》冒頭の『ハイア! ハイア!』を歌ったが、声は他の歌手に較べ、少し物足りなかったであろうか。
ガイドブックに出ている宮廷衣装のオーケストラは『モーツアルトなんとか』と言って (^_^;、街での客引きが積極的というかしつこいので御注意下さい。
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